2026年の定点観測も気が付けば折り返しの6月。台風6号の影響もあってか、トレンドがやや読みづらく、ズームアップアイテムは比較的あっさりと決定したものの、カウントアイテムの設定に難航。女性のローライズ/ローウエストジーンズ、あるいは昨年からマス化している男性のハーフパンツなどの候補は決め手に欠ける印象で、結局その共通項ともいえる色に着目し、「男女薄色パンツ」としました。
ズームアップアイテムはそれぞれ、先月の定点観測で急浮上しているのを発見したトップスのレイヤードスタイル=「トップスonトップス」、定点観測で取り上げるのは実に30年以上ぶりという「ドット柄」としました。
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カウントアイテム:男女薄色パンツ
ポイントは薄色=フェードしてくすんだような色合い、かつぼんやりしたニュートラルカラー
2025年にストリートを席捲したグレーや茶/ベージュ、白/アイボリーなどさまざまなニュートラルカラー台頭の流れが継続し、今年はフォロワー層にまで浸透。特に代表的なアイテムは色落ち=日焼けして白飛びしたようなトーンのブルージーンズやブラックジーンズですが、こちらは近年の定点観測でも2025/4「男女色落ちブルージーンズ」、2023/10 「男女ブラックジーンズ」、2021/3「色落ちブルージーンズ」、2020/1「色落ちブルージーンズ」と繰り返し取り上げているように、もはや大定番アイテムとして一般化しており、新鮮さは希薄。
そこで注目したのが、ジーンズにとどまらない、ポイントは薄色=フェードしてくすんだような色合い、かつぼんやりしたニュートラルカラーという点。薄いベージュのチノパンや、淡いトーンのカモ柄パンツ、今年に入って再浮上しているグレーのスウェットパンツも観察対象に含めました。
2026/4「女性白/ベージュ系ウェア」2026/3「男女グレーウェア」、2025/5「女性アイボリー/生成りウェア」等をテーマとしていますが、脱・黒の大きなトレンドがいよいよ終盤にかかってきた感もあり、今夏を境にして再びシャープな黒が増えそうなムードも。実際に薄色パンツに黒トップスをあわせる着こなしが多く見られたように、上下黒を着たくない=薄色ボトムスをチョイスするという心理が背景にはありそうです.
■各地点の「男女薄色パンツ」はこちら
そこで注目したのが、ジーンズにとどまらない、ポイントは薄色=フェードしてくすんだような色合い、かつぼんやりしたニュートラルカラーという点。薄いベージュのチノパンや、淡いトーンのカモ柄パンツ、今年に入って再浮上しているグレーのスウェットパンツも観察対象に含めました。
2026/4「女性白/ベージュ系ウェア」2026/3「男女グレーウェア」、2025/5「女性アイボリー/生成りウェア」等をテーマとしていますが、脱・黒の大きなトレンドがいよいよ終盤にかかってきた感もあり、今夏を境にして再びシャープな黒が増えそうなムードも。実際に薄色パンツに黒トップスをあわせる着こなしが多く見られたように、上下黒を着たくない=薄色ボトムスをチョイスするという心理が背景にはありそうです.
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(左)「ヨーロッパのお金持ちに憧れて」色落ちジーンズを購入したと話す女性。(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008hvz.html)。
(右)LAに留学中という男性が着用していたのはLAのブランド424のデザインジーンズ(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008lky.html)。
(右)LAに留学中という男性が着用していたのはLAのブランド424のデザインジーンズ(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008lky.html)。
ズームアップアイテム①:トップスonトップス
、肩や腕=袖周り、あるいは胸元周りのレイヤードスタイルが台頭
先月の定点観測で「ボーダー柄」を取り上げた際、ロングスリーブ×ショートスリーブのTシャツレイヤードが思いのほか増えているという副次的な発見が。そこで今月あらためて街を観察してみると、ボーダー柄以外のレイヤードはもちろんのこと、タンクトップ×ロングスリーブTシャツ、あるいはキャミソール×ショートスリーブTシャツ等、さまざまなスタイルが男女問わず浮上していました。裾出しや羽織といったいわゆるレイヤードではなく、肩や腕=袖周り、あるいは胸元周りのレイヤード感が新鮮さの源泉と言えそうで、上にオンするトップスはかなりコンパクトなシルエットが主流。アシンメトリックなコーディネートなども増えており、あえて拙い印象の見せ方で違和感や隙を演出した着こなしが増えています。
過去を振り返ると、ベストが大人していた2019/7「トップスのレイヤードスタイル」、よりストリート感強めの2019/5「Tシャツの重ね着」と、2019年に繰り返し取り上げていますが、今年のムードに近いのは2005/9「女性レイヤード・トップス、うちノースリーブ・トップス」。ランジェリー風キャミソールのレイヤードやタンクトップ×タンクトップといった着こなしもさることながら、カプリパンツやスリムなジーンズ等、全体的なコーディネートのバランス感も当時に近づいてきているのが興味深いところです.
■各地点の「トップスonトップス」はこちら
過去を振り返ると、ベストが大人していた2019/7「トップスのレイヤードスタイル」、よりストリート感強めの2019/5「Tシャツの重ね着」と、2019年に繰り返し取り上げていますが、今年のムードに近いのは2005/9「女性レイヤード・トップス、うちノースリーブ・トップス」。ランジェリー風キャミソールのレイヤードやタンクトップ×タンクトップといった着こなしもさることながら、カプリパンツやスリムなジーンズ等、全体的なコーディネートのバランス感も当時に近づいてきているのが興味深いところです.
■各地点の「トップスonトップス」はこちら
(左)「New Jeansとかがこのスタイルをしていてかわいいと思っていて。昨年からY2Kの延長、ナード感がかわいい」と話す女性。インパクト抜群の‟美少女”Tは今年大ブレイクしたIGUSAのもの(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008gqf.html)。
(右)レイヤード風デザインが目を引くトップスとボトムスはともにMAISON SPECIALのもの(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008i7x.html)。
(右)レイヤード風デザインが目を引くトップスとボトムスはともにMAISON SPECIALのもの(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008i7x.html)。
ズームアップアイテム②:ドット柄
少女性のコードと結びつくような柄が浮上中
こちらも先月の事前調査の際、「ボーダー柄」との二択で最後まで悩んだアイテムです。近年の定点観測でもしばしば取り上げられているボーダーに対し、実はドットがテーマになるのは1991/5「男女水玉プリント」、1993/10「大きな水玉柄」などを取り上げた90年代以来と、かなり久し振り。当時は黒地に白の水玉も多かったのですが、今春は圧倒的に白地に黒の水玉です。その他、星やさくらんぼ等、遠目ではドットのように見えるユニークな柄も散見されました。
セカンドスキン風の薄手でタイトなトップスをはじめ、ブラウスやワンピース、スカートまで幅広いアイテムで見られるほどマス化。今月に入ってバッグ等の小物類でも増え始め、着用者の幅が拡大しています。ボーダーとの決定的な差は着用者のほとんどが女性というところ。多様性という点においてはボーダーに及ばないものの、ギャル/ガールのムードが浸透しきったストリートに欠かせない柄となっています。今年の定点観測では2月に「赤系アイテム」、3月に「差し色コーディネート」を取り上げているように、色や柄のアイテムが随分と増えており、ボーダーやドットだけでなく、花柄/ボタニカル柄やギンガムチェックなど、少女性のコードと結びつくような柄は今夏さらに浮上しそうです。
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セカンドスキン風の薄手でタイトなトップスをはじめ、ブラウスやワンピース、スカートまで幅広いアイテムで見られるほどマス化。今月に入ってバッグ等の小物類でも増え始め、着用者の幅が拡大しています。ボーダーとの決定的な差は着用者のほとんどが女性というところ。多様性という点においてはボーダーに及ばないものの、ギャル/ガールのムードが浸透しきったストリートに欠かせない柄となっています。今年の定点観測では2月に「赤系アイテム」、3月に「差し色コーディネート」を取り上げているように、色や柄のアイテムが随分と増えており、ボーダーやドットだけでなく、花柄/ボタニカル柄やギンガムチェックなど、少女性のコードと結びつくような柄は今夏さらに浮上しそうです。
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(左)「ファッションの参考はNewJeans」という女性。スカートはZARAのもの(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008icp.html)。
(右)「ドットがきっかけでボーダーとかストライプとか星柄とか、チェックとか、柄物にすごい惹かれるようになった気がする」と話す女性(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008m6g.html)。
(右)「ドットがきっかけでボーダーとかストライプとか星柄とか、チェックとか、柄物にすごい惹かれるようになった気がする」と話す女性(https://www.web-across.com/observe/mino5u0000008m6g.html)。








