3月末に桜が満開になったと同時に雨が続いた4月初旬。花冷えの季節、昼夜の寒暖差に加えて雨模様の週末ということで、街行く人々の装いにも随分と差がありました。ファー(!)やレザージャケットなど真冬のようなしっかりしたアウターを着用している人もいれば、カーディガンやデニムジャケットなどのライトアウター、シャツや半袖Tシャツのみで歩く人も。不安定な天候を反映してか街全体では黒い装いに逆戻りしていましたが、昨年の定点観測でも2025/5「女性アイボリー/生成りウェア」、2025/12「女性白/ベージュ系アウター」と2度にわたって取り上げた白~ベージュ系カラーのウェアが今春も引き続き多く、「女性白ベージュ系ウェア うちベージュ系アウター」としてあらためてカウントアイテムに。ズームアップアイテムは、赤系カラーの人気を嚆矢として小物類を中心に拡大している「差し色コーディネート」、こちらもやはりバッグやベルトに多く見られる「メタル使いアイテム」としました。
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カウントアイテム:女性白ベージュ系ウェアうちベージュ系アウター
久しぶりに浮上したスプリングコートからマス化するショート丈ブルゾンまで、幅広いデザインで浸透。
「男女グレーウェア」を取り上げた先月の定点観測。昨年大流行した茶~ベージュに人々が早くも飽きてきたのかも、という仮説を立てたのですが、いざ事前調査をしてみると、結局目にとまったのはベージュ系カラー。とはいってもまったく変化がないわけではなく、いわゆる茶系カラーが減少し、白に寄ってきているというのがポイントです。
アイテムのバリエーションも豊富で、特にエレガントで大人っぽい着こなしが台頭。2018~2020年頃に定番アイテム化したものの近年は激減していたトレンチコートやステンカラーコートが久しぶりに浮上。2007/4の「ドレス調コート」や2018/4の「デザインコート」等のような、デザイン性の強いスプリングコートも散見されました。もちろんショート丈のアウターも多く、ハーフ丈トレンチやスウィングトップ風のブルゾン、コンパクトなカーディガン等多彩。昨冬はファーコート(=茶系アイテムの代表格)等のグラマラスなムードが際立っていましたが、今春は少しミニマルでコンサバティブなムードへと移行しているようです。
ちなみに過去の定点観測を振り返ると、古くはコギャルが台頭した1999/12「ギャルのベージュ」や、森ガールやモテ系ギャル(梨花の全盛期)による2010/6「女性ヌーディカラー・コーディネート」 、2011/2「女性ベージュ系アウター、うちショート丈アウター」等が印象的。そして近年は頻繁に白~ベージュ系カラーを取り上げており、ベーシックカラーのひとつとしてすっかりストリートに定着してきた様が窺えます。脱・黒の潮流は、ニュートラルなグレーにベージュの色味が加わりながらますます進行しそうです。
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アイテムのバリエーションも豊富で、特にエレガントで大人っぽい着こなしが台頭。2018~2020年頃に定番アイテム化したものの近年は激減していたトレンチコートやステンカラーコートが久しぶりに浮上。2007/4の「ドレス調コート」や2018/4の「デザインコート」等のような、デザイン性の強いスプリングコートも散見されました。もちろんショート丈のアウターも多く、ハーフ丈トレンチやスウィングトップ風のブルゾン、コンパクトなカーディガン等多彩。昨冬はファーコート(=茶系アイテムの代表格)等のグラマラスなムードが際立っていましたが、今春は少しミニマルでコンサバティブなムードへと移行しているようです。
ちなみに過去の定点観測を振り返ると、古くはコギャルが台頭した1999/12「ギャルのベージュ」や、森ガールやモテ系ギャル(梨花の全盛期)による2010/6「女性ヌーディカラー・コーディネート」 、2011/2「女性ベージュ系アウター、うちショート丈アウター」等が印象的。そして近年は頻繁に白~ベージュ系カラーを取り上げており、ベーシックカラーのひとつとしてすっかりストリートに定着してきた様が窺えます。脱・黒の潮流は、ニュートラルなグレーにベージュの色味が加わりながらますます進行しそうです。
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(左)「ジャケットにシンプルなパンツだとつまらないからごちゃごちゃさを入れようと思いました」と話す女性。インパクト抜群のネックレスはWalter Van Beirendonckのもの(https://www.web-across.com/observe/jsfem400000061sx.html)。
(右)00年代のムードたっぷりだった女性。ボーダーTシャツのレイヤードも増えている(https://www.web-across.com/observe/jsfem400000062gt.html)。
(右)00年代のムードたっぷりだった女性。ボーダーTシャツのレイヤードも増えている(https://www.web-across.com/observe/jsfem400000062gt.html)。
ズームアップアイテム①:差し色コーディネート
年始に浮上した赤に続いてさまざまな差し色使いが急増中!
カウントでベージュを取り上げると同時に、ズームでも色、それもアクセントになる差し色を取り上げることに潮目の変化を感じます。直近でも2026/2のズームアップアイテムで「赤」を取り上げたように、今年は色を取り入れる人が目立つ/おしゃれに見えると編集部で話していたのですが、春の訪れと共にストリートにはさまざまな色が。最右翼はすでに人気の赤ですが、次いで多かったのは黄色系。さらに青や緑といった寒色系のカラーも浮上していました。
差し色といっても、ウェアでしっかり色を取り入れている人も案外多く、テック/アウトドア系のウェアが黒から色物へと移行している印象です。もちろんカラーキャップやバッグ、スピードキャットに代表されるロープロファイルスニーカー等の小物で差し色を取り入れるスタイルは王道。グレーやベージュ、茶といった、黒に代わる定番カラーとの相性もポイントになっています。さらに、久しぶりに浮上しているカラードヘアも、今春夏気になるスタイルと言えそうです。
■各地点の「差し色コーディネート」はこちら
差し色といっても、ウェアでしっかり色を取り入れている人も案外多く、テック/アウトドア系のウェアが黒から色物へと移行している印象です。もちろんカラーキャップやバッグ、スピードキャットに代表されるロープロファイルスニーカー等の小物で差し色を取り入れるスタイルは王道。グレーやベージュ、茶といった、黒に代わる定番カラーとの相性もポイントになっています。さらに、久しぶりに浮上しているカラードヘアも、今春夏気になるスタイルと言えそうです。
■各地点の「差し色コーディネート」はこちら
(左)首元のグリーンが鮮やかなデザイントップスはオークリー。下北沢の古着屋ヒトチガイで購入したものだそう(https://www.web-across.com/observe/jsfem400000062nz.html)。
(右)ピンクのストラップのショルダーバッグはアークテリクスのもの。テック系のアイテムも黒ではなくて色物が増えてきた(https://www.web-across.com/observe/jsfem4000000619t.html)。
(右)ピンクのストラップのショルダーバッグはアークテリクスのもの。テック系のアイテムも黒ではなくて色物が増えてきた(https://www.web-across.com/observe/jsfem4000000619t.html)。
ズームアップアイテム②:メタル使いアイテム
バッグだけでなくパンツや靴、帽子など様々なアイテムに波及!
2025/10にカウントアイテムで「女性肩がけレザーバッグ うち、メタル使いバッグ」として取り上げた「メタル使い」が、バッグだけでなくパンツや靴、帽子など様々なアイテムに波及。急増しているエンジニアブーツをはじめ、紺ブレ/ナポレオンジャケットのメタルボタンなど、幅広くストリートで見られるようになっており、雑誌『ViVi』でも「ハトメアイテム」がトレンドとしてピックアップされていました。
小物やバッグでは、2006/3(ちょうど20年前!)にエディターズバッグがヒットした「女性レザーバッグうちメタルビジュー付き」、2010/2「女性メタル使い小物 うち、メタル使いバッグ」など、2010s前後のセレブブームの流れでトレンド化していましたが、ウェアまで含めて取り上げるのは実は初めて。スタッズやハトメはパンクやロックテイストのハードな印象もありつつキラキラとした装飾感もあるため、”盛る”感覚もあるのでしょう。昨今のY2Kブーム以来、すでに東京のストリートにおいては‟盛り”の感覚は一般化しているのですが、かわいいテイストから少しハードでダーク(あるいはゴシック?)なテイストへの変化が感じられるのがおもしろいところです。
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小物やバッグでは、2006/3(ちょうど20年前!)にエディターズバッグがヒットした「女性レザーバッグうちメタルビジュー付き」、2010/2「女性メタル使い小物 うち、メタル使いバッグ」など、2010s前後のセレブブームの流れでトレンド化していましたが、ウェアまで含めて取り上げるのは実は初めて。スタッズやハトメはパンクやロックテイストのハードな印象もありつつキラキラとした装飾感もあるため、”盛る”感覚もあるのでしょう。昨今のY2Kブーム以来、すでに東京のストリートにおいては‟盛り”の感覚は一般化しているのですが、かわいいテイストから少しハードでダーク(あるいはゴシック?)なテイストへの変化が感じられるのがおもしろいところです。
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(左)昨年頃からスタッズデザインのバッグが一般化している。ホーボーバッグも引き続き人気だ(https://www.web-across.com/observe/jsfem400000061o5.html)。
(右)tokioのジャケットに、なんとジュウレンジャーの変身ベルトをあわせていた男性!(https://www.web-across.com/observe/jsfem400000062c1.html)。
(右)tokioのジャケットに、なんとジュウレンジャーの変身ベルトをあわせていた男性!(https://www.web-across.com/observe/jsfem400000062c1.html)。










