Shoe Cream Bar 渋谷109-2店

Shoe Cream Bar 渋谷109-2店

レポート
2003.08.21
ファッション|FASHION

8月2日、ジュニア(小学校高学年〜中学生<8〜15歳>の女児)シューズ専門店『Shoe Cream Bar(シュークリームバー)』が、JUNIOR STASTION 109-2の3Fにオープンした。

運営するのは、「ESPERANZA(エスペランサ)」や「BONITA(ボニータ)」など婦人靴専門店を全国67ヵ所で展開する神戸レザークロス(株)。

実は、これは、「ANGEL BLUE(エンジェルブルー)」、「DAISY LOVERS(デイジーラヴァーズ)」、「pom ponette(ポンポネット)」、「Mezzo Piano(メゾピアノ)」、「BLUE CROSS girls(ブルークロスガールズ)」の計5ブランドを手がける(株)ナルミヤインターナショナルが推進する「コラボレーション事業」のひとつ。それぞれのブランドのライセンスを各メーカーに供給し、商品の企画・開発から生産、店舗運営まで一貫して展開するのが特徴だ。

既に、文具や雑貨は学研トイホビー、ビーエスエス、サカモト、インナーはワコール、明治製菓からはアイスクリーム、エポックからはおまけ付き入浴剤などが発売されている。

「これまでは、ジュニアのシューズというと、スケッチャーズやコンバース、ナイキといったナショナルブランドか量販店のスニーカーが主流でした。ナルミヤブランドのファッションショー会場でもスケッチャーズを履いている子が25%、コンバースやナイキが25%、残りはほとんど量販店のスニーカーという具合。ナルミヤブランドを履いている子は少数派だったんです。これを見て、ジュニアシューズ市場はこれからだと確信しました」というのは、同社エスペランサ東京本部・常務取締役の齋藤信治さん。

商品は、ジュニアシューズの定番である厚底スニーカーはもちろん、今夏はトングやメタリックシューズ、今秋冬もウエスタンブーツやブーツカバー付きのツーウェイなど、トレンドを取り入れつつも、カラフルでポップなおしゃれ靴がいっぱい。価格帯は、スニーカーが5900〜7900円、ブーツが9800〜1万2800円と子ども靴にしては高めだが、確実に売り上げは伸びているそうだ。

“アイスクリーム・バー”をイメージしてつくられた店舗は白が基調。商品ケースやPOPなどは、ピンクや水色、クリアなど、いかにも女の子が好きそうな可愛らしいデザインとなっている。

「什器やソファも可愛いだけでなく、質の良いものを採用しました。また、お子様たちからは“憧れのお姉さん”、親御さんたちからは接客、品質ともに安心感を持っていただけるよう、スタッフを教育しています」(齋藤さん)。

ここ1〜2年で急速に発展したジュニア・マーケット。「今どきのジュニア世代は、自分が着たいものを自分で選べるようになっている」(齋藤さん)というが、その背景には、親世代も巻き込んでの企業のブランド戦略の勝利に他ならない。

ちなみに、8月末には全国8店舗、10月初旬には15店舗を展開する予定で、渋谷109-2店を除き、すべて百貨店ヘの出店となる。

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