「クリスマスは年間で最も下着が売れる時期。弊社でも毎年10月後半&〜11月ごろから限定商品を出しますが、今年もダーゲット別に2種類を発売します」と河野さん。
ひとつめは、10代後半〜20代前半の女性をターゲットとする同社のブランド「AMO’S STYLE(アモスタイル)」
まず、より多くのユーザーの声を集めるために、河野さんらはターゲット世代の最も身近なコミュニケーションツールである“携帯サイト”に着目。業界最多の300万人の会員を有する無料デコメールサイト『デコとも』とコラボレーションし、特設サイトを立ち上げた。
「サイト内で07年11月〜08年4月まで全4回アンケートを実施し、商品のコンセプトからレースのデザイン、カラーまでを決定しました。回答数は延べ6万4,000人。イメージモデルも一般公募し、ユーザーの投票や審査で選んでいます」(河野さん)。
同プロジェクト
「コミュニティの中では、“クリスマスには自分自身がかわいいと思う下着を身につけたい”、“特別に変身して彼氏を喜ばせたい”など、女性ならではの“下着観”が明らかになりました。また、男性は露出が多くセクシーなものを支持しますが、女性はファションの延長線上で、下着もキレイでかわいいものを好む傾向にあるようです」と河野さんは分析する。
最終的に決定したテーマは「彼氏をメロメロにする究極のランジェリー」
さらに注目を集めるのが、同時発売された「お揃いデザインのメンズボクサーパンツ」(2,100円/税込)
その開発の背景には、男性の”下着観”の変化もあるという河野さん。
「弊社でも2年ほど前から男性下着の展開を始めましたが、売り上げは毎年50-60%伸びています。下着にこだわりを持つ男性も増え、日用品ではなくおしゃれのアイテムとして定着しつつあるように感じます。ゴールドやラメ使いなど、派手なデザインや種類も増えていますね」。