古本屋が立ち並ぶディープな街、東京・神保町。
古書の街として知られるこのエリアの中でも、すずらん通り商店街は、専門性の高い店が静かにカルチャーを育んできた場所だ。
その一角に店を構える雑誌専門古書店の「Magnif(マグニフ)」は、黄色の窓枠と赤い本棚が印象的な、海外の書店を思わせるポップな佇まい。
時代ごとの熱量や価値観を宿した雑誌を扱い、ファッションや音楽、アート、サブカルチャーといった分野を横断する。ページをめくる行為そのものが、過去の空気に触れる体験となるアイコニックな場所だ。
2009年のオープン以来(当時の取材記事はこちら)、ファッション愛好家を中心に幅広い世代から親しまれてきたが、2025年12月20日に建物の老朽化を理由に現在の店舗をクローズし、2026年1月24日に並びのビルである東京堂書店の2階に移転することとなった。
長年にわたり神保町のカルチャーシーンを支えてきたこの場所に、ひとつの区切りがつく。アクロスでは、移転前の店舗とそこに訪れる来店客の姿を残すべく不定点観測によるインタビューを実施するとともに、店主の中武 康法さんに話を伺った。










