定点観測
2005.05.14

#293 | 実施日 : 2005.05.14 | 最高気温 : 17.1 | 最低気温 : 9.3 | 天候 : 曇

293定点観測Zoom-1・解説


■2005年5月14日(土)実施:

ちなみにこちらは大阪の
スラウチパンツ。かなり
東京っぽい「ストリート・
ミックス」なスタイルが
主流になってきた。

おしゃれ上級者のアイコン

ひとつめのズームアップアイテムはこれ。美脚デニムがOver30sや男性にまで浸透した今、新しいパンツのシルエットが浮上しているので取り上げることにした。

今春浮上しているのは、フレアパンツ、ベルボトム、バギー等、シルエットが太いパンツ。その着こなしが、カジュアルでゆったりリラックスしていることから、「スラウチパンツ」とした。

実際のストリートでもっとも多かったのは、ユルいカーゴパンツをガーリーなトップスと合わせた「アメカジ・ミックス」なスタイル。コットン100%で、極端に裾に向かって広がっているバギーやオンスの軽いデニムのサロペットなど「70年代ヒッピー風ファッション」が、今春夏のトレンドである「エスニック」とともに再々来。原宿のストリートでは、白や黒、ベージュなどモノトーンで全身をコーディネートした「モード・ミックス」なスタイルが目立った。

また、20代後半から30代には、リゾートで着用されるようなリネンやコットン、またはそれらの混紡素材のもので、ウエスト部分を軽く結ぶようなドローストリング感のある「バカンス・スタイル」が支持されていた。シルク混紡のリネンやサテン、レーヨンなどテロンとした素材のものは、ラグジュアリーなマダム、80年代風のゴージャスな香りがして興味深い。また、渋谷や原宿・明治通りでは、ショップスタッフらしきオシャレな男の子も「エレガント」なアイテムとして取り入れており、今夏さらに増えそうだ。

また、来月以降増えそうなのが、スラウチパンツに、カラフルなニットベストやイラストのTシャツ、パッチポケットにロングウェービーヘアなど、いわゆる「カリフォルニア・ガール&ボーイ」スタイル。着用するのは、86年生まれ以降の「新しい若者世代」である。

合わせるトップスはもちろんのこと、素材や質感で受ける印象も異なるスラウチパンツ。単なるカジュアルではない、上質感がポイントでもある。いずれにしても、渋谷や原宿のストリートでは、確実にセレカジやモテカジからの移行がはじまっている。

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