夜中にえび反りになって力いっぱい泣く息子さん。家の中をぐるぐるぐるぐる歩き回り、替え歌を歌い、色んなところで寝てみる。最終的には自分のお布団に入れてみたら落ち着いた。初添い寝。緊張した。沐浴あがりに長じゅばんのようなおべべを着せて「三波春夫みたい!」「”お客様は神様です”」と母とアテレコをしながら爆笑していたら、ぶびーっとうん●とおしっ●を飛ばされた。忘れてた。おむつ。うん●を手で受け止めた。また爆笑。睡眠不足が些細なことも笑わせてくれる。一息ついて思った。今の息子さんを成すものの要素は全て私。そう考えるとうん●だって愛おしい。他人が作ったものを食べるようになったら、うん●にすら嫉妬してしまいそうだ。息子さん、こんなしょうもない母には付き合い半分にして、あなたは自分の足で歩んでいってください。息子さん、あなたの父はまともな人です。この両親の背中を見てうまいこと折り合いをつけて育ってください。■編集部の皆様、アクシデントにも快くご対応下さりありがとうございました。私、やっぱり消費が大好きです。これからも息子さんを口実に消費していきます。
えーっとえっと終日起きているのか寝ぼけているのか良く分からない状況なので、この日は何をしていたのかという記憶が定かではない毎日。急に冷え込んだもんだから、息子さんがくしゃみをするし胸をゼーゼー鳴らしてる。ボールペンの先っちょくらい極小の鼻の穴から鼻水を垂らしていて面白い。食欲は衰えるどころか、授乳ごとに旺盛になっていくので問題ないでしょ。寒さ対策として濃いグレーのロンパースを着せてみたら地蔵のようになってしまった。実家にいる面子全員一致で「不似合い」の札が挙がったので、ヒヨコ色のおべべに着替える。赤さんというのは淡い色が似合うんだな。昨晩から体が斜めになると思ったら、今朝からひょいと横向きになって寝ている。赤さんらしい仰向けスタイルから既に進化。たくましいじゃないか。■今日は友人3名からコウノトリがやってきたという嬉しい報告をもらった。奇跡!ベビーラッシュ!友引に結婚して、友引に出産したからだろうかとまるで自分の手柄かのように盛り上がる。本日も息子さんにつきっきりのため外出せず支出ゼロ。ちょっとした時間に寝ればいいものの、眠れないときもあるので工作に精を出す。今日は縁起物のだるまを作った。ベビーベットが賑やかになってきたけど、お洒落ではない。
深夜、火がついたように泣いて何をしても泣いて泣いている息子さんを抱きながら私も泣いた。あやすパターンが少なくてごめんよ。アドリブ利かなくてごめんよ。おろおろした空気が伝わったのか、母が部屋を覗き込み、抱き上げてくれた。母の腕からはα波でも出ているのだろうか、ぴたりと泣き止んで鼻を鳴らしながら眠りに入っていった。私も抱きしめてもらいたくて母にしがみついた。疲労がピークにきていたんだ。一度発散すれば大丈夫。私が一番好きな絵本を息子さんに贈る。これを読んで二人で温まろう。■今日は旦那さまが会いに来てくれる。それまでにお腹いっぱいになってニコニコ顔を見せてあげたい。赤坊というのはお腹がすいたら泣いて、ごくごくと容赦なしに吸い取り、満足したらいきなり寝る。ありがとうもなにもないけど、あまりに穏やかな満足顔に健やかな寝顔をするから、こっちが『ありがとう』と言いたくなる。旦那さまもきっとそういう気持ちなんだろう。息子さんの寝顔を見ている彼はちょっと危険なくらい目を細めて眉が下がっている。おもろい。
「妻」の方です。再開させて頂きます!本日で息子さん生誕9日目。陣痛中は「一点を睨み付けて耐えてください」と腑に落ちないアドバイスをされ、ベット横の金庫に貼られている泥棒さんシールを睨み付けていた。16時間半の奮闘の末、出た。旦那さまに似ていたらお乳をあげるのが照れると懸念していたけど、自分で言うのもなんだけど私に似ているからそんなに抵抗ない。息子さんも私自身も急ピッチな体の変化、適応にもう驚くばかり。ナショナルジオグラフィックチャンネル以上に驚きの連続を体感している。でもやっぱりまだ実感がなく、お腹のなかにこんな素晴らしいものが入っていたわけがないと思うんだよなぁ。ミラクル。今日は姉夫妻が息子さんにご対面しに来て、彼を挟んで記念撮影。姉夫妻の子供のようにちゃっかり3ショット納まっていた。本当の家族写真、撮りたい。もう少し眠れるようになってからにしよう。1時間寝て1時間授乳しての繰り返しでゾンビのようになっている。そんな今じゃ本当に魂抜かれてしまいそうだ。それにしても「おっぱい」ってこんなに口にするようになるなんていいのかしら。抵抗があるけど、赤坊に「はーい食事ですよ」と言うのも雰囲気でないしなぁ。人は変わるものだと強く思ったのが危険予測をするようになったこと。小・中・高時代はお腹を丸出しにして寝てでも体調を崩したかったけど、大学生・社会人となると責任感で体調を管理していたけど、今は息子の生命を守るためになんとしてでも体を維持しなくてはならないと史上最高の使命感を抱いている。眠れない日が続くからこそ、体メンテをしっかり。まだ思うように体が動かないし、出掛けられないので出費はなし。旦那さまの出費状況を見て愕然とした。なんて必要最低限に生きているのだろう。私ってば消費上手。。心苦しい。
いったん手を付けた仕事を終わらないままにして帰宅するのは気持ちが悪いので遅くまで残業してしまった。久し振りに終電まぎわの電車に乗った。深夜のスーパーで食材を買物して帰宅した。
息子の夜泣きが大変らしい。お腹が空くと目が覚めて泣く。お腹が一杯になると寝る。この繰り返し。お風呂の時間も暴れているらしい。まだ生後7日。帰宅後、妻が電話口に息子を出した。初めての電話。息子にとっては毎日が未知との遭遇だ。
今日の午前中で妻と息子が退院。産科病棟での朝の回診で母子ともに健康との診察結果がでて親子そろって妻の実家に戻った。仕事帰りに立ち寄って息子を抱くとすぐに眠ってしまった。寝顔を見ているとすぐに時間が過ぎてしまう。ビールで乾杯して退院を祝って帰宅した。
明日の午前中で妻と息子は退院だ。息子は2,988グラムで生まれて1週間のあいだに3,200グラムまで成長した。新生児室の赤ちゃんのなかで息子ひとりだけ両足を丸出しにして暴れている。かなり元気だ。今日は妻の会社の同僚3人がお見舞いに来てくれた。ありがとう。
明日の退院に備えて妻の入院用品を収納したキャリーバッグを病室からピックアップして妻の実家に届けて帰宅した。
日曜日のスポーツジムでの疲れのせいで朝から体調がすぐれない。杉並区のスポーツセンター通い始めて3か月くらいが過ぎ体力はついたがトレーニング翌日に全身が重たい。体力回復のために夕食はハンバーグ定食にした。以前から気になっていた駅前の定食屋に立ち寄った。ひとり客がたくさんいた。お店に置いてあった新聞を読みながらのんびり食べた。久し振りの独身気分。
妻が入院している産科の新生児室では父親が赤ちゃんとふれ合うために抱っこの時間がある。30分毎の予約制だが妻が予約してくれた。抱いたところをカメラのフラッシュを光らせて撮影していたら息子がもの凄い勢いで泣き始めた。なかなか泣き止まないので、いつもあやしてくれている看護婦さんに任せるとすぐに泣きやんだ。やさしい女性が好きみたいだ。
新生児室に面会に行った。息子は元気に泣きすぎるため胎動に似た音がする小さなスピーカーが枕元に置いてあった。ガラス越しでの対面の間は健やかに寝ていた。しばらく近くのソファーに座っていたら通りすがりの母と娘の親子がわが子を見て「かわいい」と言っていた。これの反応はかなり嬉しい。
出勤途中に病院に差し入れを持って立ち寄った。まだ痛みがあるようだが少しずつ顔色が良くなってきた。ひと安心。
深夜1時半に妻から「病院に行く。」と電話があった。自宅のそばでタクシーに乗り込み妻の実家に向かう。陣痛が始まったらしくそのまま分娩予備室に入院となった。翌朝にいったん会社に出勤したが会社の後輩と昼食後のコーヒーを飲んでいたら妻から「あと2,3時間で産まれる。」と電話があり急いで仕事を片付け病院に駆け付けた。怒涛のように過ぎていく出産までの数時間。気がつくと赤ちゃんを抱いていた。妻は分娩台のことを「発射台」みたいだったと表現した。重力を何倍にも感じたらしい。
小さくてかわいい家族が増えた。
ついに妻は明日の午後から出産準備のため入院する。思い返すと今年の3月に妊娠が発覚してから6か月あまり。ここまで頑張った妻と赤ちゃんに感謝と出産に向けたエールを送る。「何かほしいものは?」と聞いてみたらマンガ本がほしいとのこと。近所の本屋で15年振りくらいにマンガの単行本を購入した。
残業で退社が遅くなったので外食にした。栄養バランスを考えて野菜カレーにした。注文してから目の前にでてくるまでに1分もかからない。早い。安い。旨い。カレーは奥が深い。同じ名前のメニューなのにお店によって味が違う。辛さ、濃さ、トッピング。どれを取っても個性豊かだ!
妻の実家にベビーベットを組み立てに行った。妻と義父と3人で共同作業。ベット側面の柵の取り付けが難しく試行錯誤しながら完成した。
子供の頃はレゴブロック、ミニ四駆、ガンプラが大好きだった。何かを思い描いた形に造り上げることが好きだ。家に帰って自炊した。
起床して毎週末の日課になっているスポーツジムに向かう。赤ちゃんをしっかりお風呂に入れられるように腕力アップ。午後は妻と一緒に最寄駅まで買い物とお茶をしに行った。もう病院でもスイーツを禁止されていないみたいだ。美味しいケーキをつまみながら、憎まれ口は健在。眉間に皺を寄せていた顔から久しぶりに笑顔が見られた。こんな時、男は痛みを代わってあげられないから、ストレスフリーな環境つくりに協力することが務めだ。赤ちゃんとお風呂で遊ぶ用にタオル地の指人形を購入。
朝から掃除と洗濯に追われる。床がキレイになると気持ちがいい。お昼前に吉祥寺の歯医者に向かった。西荻窪も吉祥寺も今週末は秋祭りの季節。来年は家族3人で遊びに行きたい。
今週は玄関に置いている葉っぱの鉢を日差しを当てるためにベランダに出しっぱなしにしていた。朝起きてバタバタと出勤する毎日で水をあげるのを忘れていたら葉がしおれていた。あわてて今日の朝、水をあげて帰宅してみると元気になっていた。ごめんよ。それにしてもすごい生命力。
妻の定期検診が終わった時間帯を見はからって夕方に電話してみた。まだ病院のベッドで横になっていた。産科の先生に「もう赤ちゃんが出てくるかもね。」と言われてお腹をグイグイ押されたみたい。これまで定期検診での食事指導や両親学級でのアドバイスがたくさんあったけど、いざ出産前となると大胆だ。会社の先輩と会社近くの立ち飲み屋で一杯やりながら父親としてのアドバイスを聞いた。
妻は明日の朝から定期検診。いつ赤ちゃんが出てきてもおかしくないくらいお腹が張っているみたい。頑張れ!
残業で帰宅が遅くなったので軽い夜食にした。
帰宅前にスーパーで食材を調達。夜8時を過ぎてからのスーパーは割引になっている商品があって楽しい。スーツを着たサラリーマンがたくさん買物していた。24時間営業のスーパーってほんとに頼もしい。
出産が近づいたので妻は実家に戻った。里帰り出産と言っても歩いて30分くらいだから遠くない。病院も実家からの方が近いので安心。この日記は代打ということで旦那の私が引き継ぎます。よろしくお願いします。
一眼レフカメラを会社帰りに購入。パパらしい出産準備ができた。
とにかくしたいことをやっておかなくちゃ、と気が焦る。気を揉むことが尽きないので、大々的に掃除をして、気晴らしに映画に出掛けようと気張る。一人で出掛けようと思っていたけど、大好きなお店でのランチを提案してくれた旦那さまも一緒に行くことに決定。生野菜が美味しい。美味しすぎる。大好物のニョッキも満足いくまで食べられた。揚げたニョッキを食べたのは初体験。美味しいもんだ。今日の映画館は古い割にはすわり心地が良かった。外出にも大音量にも内容にも興奮したのだろう、赤坊は暴れっぱなしだった。お腹がパンパンだし、予報通りに今にも嵐がやってきそうな空模様だったのでタクシーに乗って帰宅。ちょっと極楽過ぎる1日。
昨晩はまったく眠れなかった。むずかしい。さっぱりしたもので、体に良さそうなものが食べたかったのでお昼はお蕎麦屋さんに出掛ける。こだわりのお蕎麦は上品過ぎてお腹を満たすには不足。これだけじゃ数日前からざるそばブームがおさまらず、帰りがけに夕食用に生そばを買う。もう体が動くことを拒否していて、どうにもこうにも思うように動かないので食事の準備も旦那さま任せ。食事を待っているって優雅な気持ちだ。ごちそうさまでした。昨日買った水筒は、ジェルが入っていて水筒自体を凍らせておくと冷たいのが維持できるし、寝ながら吸い付いてもこぼれないツワモノ。と、自慢してうきうき抱えていたら「またしてもずぼらグッズだね・・・」と非難の声が聞こえた。ずぼらぐらいでいいんです。
臨月検診。今日も病院は忙しいらしく予約していても長いこと待たされる。あれよあれよと予定外のことも起きるけど、それがまたテンション上がる。授乳が始まったら食事制限がより厳しくなると指導されたので食べたい物を食べ、買い物をして帰宅。夜はラグビー開幕戦観戦。出産してからだと行きにくい場所だし、会いたい人たちがいるし、赤坊にあの空気を感じて欲しくて保護者と共に観戦に出掛けた。予想以上に混んでいたので、最後まで見ずに切り上げる。暑かったー。帰りがけに近所の愛すべき書店にて、親友お勧めの本とそそる本を見つけたので購入。
尊敬する人にあることを褒められた。すごく嬉しくてこっそり涙が出た。なんでも乗り越えられる力をもらって何度も思い返してにんまりした。パワーアップ。赤坊はすとんと下がって、足の付け根をくすぐる。胸やけがすっきりしてよく食べられるようになったのはいいのだけど、明日はまた健診。節食節食。今夜の夕食すら乗り切れないくらい食材不足だったので、買物に出掛ける。以前のようにすり足にはなるような痛みは嘘みたいに消えた。日々変化。日々進化。つわり期に湯船に浸かってぐてんぐてんになったことから、お湯に浸かるのを避けていたのだけど今日はマンガを持ち込んでしっかり汗をかく半身浴。唯一心地よいと思えるペパーミントの香りでお風呂を満喫。
体調も天気も良いので、糊を落とした赤坊服を実家に運ぶ。少しの差でバスを逃す走れないはがゆさを感じることが続いていたけど、今日はばっちり先回りできた。実家では体重を減らすために運動がてら階段の拭き掃除なんてしたもんだからすっかり疲れて夕食を作れなかった。最近は無理をするのをやめた。旦那さまにしわ寄せが起きてしまうけど、もうそんなこと構っていられない。協力してもらうしかない。ということで、本日も食材買い出しもせず出費は少ない。食事面では手を抜いたので、旦那さまのヘルスケアには協力。クラッシックがかかった部屋であったかアイマスクをしている姿は瞑想中みたいで怖かったので、少し手を加えてみた。変なの。
気になっていた本を購入。8月は赤坊のための買物及び出産のお勉強ばかりだったけど、今月は産後の自分のことを考え始めることに興味が向いた。非常に前向きな気持ちになって、がつがつした気持ちがメラメラしてくる。妊婦初期から中期と長いことつわりや成長不安に悩まされ、つわりを抜けたら安静ばかり言い渡され何もできない引け目と屈辱から、家族にすら後ろめたい気持ちを抱え、枕を濡らしたものだ。仕事に対して煮え切らない気持ちのままの私に、上司は温かい気持ちで休養の覚悟を促してくれた。と、まだ産み終わっていないけどもうゴールは見えてきたので妊婦期を振り返っていたらじーんとしてきた。悩んだり迷ったりすることは超嫌いと豪語してきたのに、否が応でも悩んだこの時期は貴重だ。これからが大変なのかもしれないけど、今は夢いっぱい。まずは息切れしない体を作らなくちゃ。まだまだやりたいことはたくさんあるんだ。夜は前職の同僚が来て、魚を焼いてご飯にした。
今日は産前最後の美容室。何か起きたら心配と姉が付き添ってくれた。約10年前に通い始めて、何度も浮気をしたけど「最近はどこで切ってたの?」とざっくばらんに突っ込んでくれる美容師さんとは気が合う。夏休みに青森で美術館巡りをしたという彼の話から美術館話で盛り上がった。余計なものをそぎ落としてもらってすっきりした。その後、姉とコンビニに立ち寄り、パンを吟味する。うちでは目新しいパンを見つけた人がやたら賞される文化があるので、季節の変わり目のコンビニパンは頑張りどころだ。コンビニパンは表情豊かだ。それから実家に向かい、敬老の日プレゼントを考えたり、DVDを見たり暑い昼を呑気に過ごした。「美容室の予約っていつ入れるのが妥当なんだろうね」とアイスを食べながら考えた。答えはでなかった。
1979年2月26日
血液型 :A
身長 :160cm 体重:週/500g増量中kg
居住地 :東京都杉並区(東京都出身) 夫と2人暮らし(+お腹の中に赤ちゃん/8ヶ月目)
給与収入:
アルバイト収入:
仕送り:
親からの小遣い:
家賃:月約13万円(住宅ローン/夫支払い・会社手当て9,000円)
自由になる金額:約3万円(生活費から支出後、夫へ報告)
ファッション代:約2万円(生活費から支出後、夫へ報告)
≪編集部よりお知らせ≫
出産のためお休みしていたサンプル226さんが無事に出産を終え9月27日より復活!226さん不在の8〜26日は代打の旦那さまの消費生活です。