客先での打ち合わせ席上で、他部所・関連案件の担当者さんが顔色を変えて入ってきて、ひそひそと相談を始める。何?何?と思っているうちに、問題発覚。よりによって打ち合わせ中に…。雰囲気どんどん悪くなる。しかもその問題、余波の予測がつかないところがあるらしく。痛い。
昨日・今日と仕事上のトラブルが続く。自分の直接かかわっていなかったところなんだけど、連帯責任というか、もし私が気づいていたら防げたかも、と思うと、申し訳がない気持ちになる。ユーザーに対しても、みっともないことになってしまったしなあ。痛い、痛いよう。
22時半、自分にとってはわりと早めに会社を出れることになり、日記更新にPCを借りようと父にtel。不在を確認しようと電話したのに父が出て、びっくりする。「いやあ、ヨガは明日直接行くよ」とのこと(※)。いま仕事が終わって一杯やりはじめたところだというので、一緒に食事することに。
華厨坊に来たのは4回目くらいだろうか。時間が遅いこともあって、お客さんは、私たちの他に入れ替わりで1組いるかいないかという程度で、すいている。
最後、お店の名物のダックを注文してみる。皮だけでなく肉も食べられるというので選んだ港式は包み皮(クレープのようなやつ。呼び名を知らないので)がないと、料理が出てきて判る(パリパリした皮だけの北京式ダックには包み皮あり)。お店が忙しくない時間なら、ちょっとわがままを言ってもいいかなあ、と、だめもとで皮だけ頼んだら、OKしてくれたうえ、サービスだといって千切りのネギとキュウリも添えてくれる。美味しく食べたいという気持ちからお願いしているのが伝わったのかなあ。嬉しいなあ。で、父と「うまい!」「うまい!」と食べていたら、コックさんまで出てきて「骨があるから気をつけて」と助言。「ええ、知ってます」と父。思わず私、「違うでしょ、さっき食べてみて判ったんでしょ、せっかく教えてくださってるのに!」といさめる。あわてて謝る父。店員さん、笑っている。
ダックを食べているところに、バナナの春巻きが出てくる。「旧正月だから」とのこと。ああ、そうか、もう日付変わって2/1だもんなあ。お祝いのお裾分けなのだろうか。また嬉しくて、満ち足りた気分になる。
父の事務所ですこし更新して、お土産(父のつくったインドカレー、乾燥させてない粒胡椒、シナモンスティック、八角)をもらって、タクシーで帰宅。
※長年続けている母にならって、父も最近ヨガをやっています。といっても、ストレッチをしたり、気の流れを整えたりするような、ソフトなやつです。「あなたもやりなさい、ヨガはいいよ」と両親に薦められていますが、家族そろって同じヨガ教室っつうのは、ちょっと…。
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最後に。
これで私の日記はおしまいです。食べ物の話ばかり書いていた気がするなあ。だから体脂肪が(以下略)
会社で更新するのが恥ずかしくて、先延ばしにしているうちに、すぐ1週間くらい遅れて、週末まとめ書き、というパターンでした。ほんとはマメに更新しなきゃならなかったのになあ。ごめんなさい。
でも、遅れてでも、それに、日記としては片寄っているかなあとは思うけれど、自分なりに納得いくように書いていて、楽しかった。
なんというか、精神的な新陳代謝がよくなるような感じ。
だから、消費生活とはさようならですが、ずっと日記は続けていくんだろうと思います。
…まあ、そんな内省はどうでもいいっすね。なるべく日記欄では日記としての文章しか書かないようにしてたんですが、最終日だけ解禁! で、解禁されて最初に書くことつったらアレですよ、お礼ですよ。webアクロスさん、読んでくださった方々、あと、偶然にも一緒に消費生活を記録することになった方々(no.056さんは一方的にだけど共感するところ多くて面白かったなあ。私は喫煙も飲酒もするけど、考えさせられました)、それに、何に使うのか隠しててもPC貸してくれた父、みなさん、本当、どうもありがとうございました。ありがとっ!イエーイ!(武藤のポーズで)
そしてみんな!レッツ日記! 日記は自分を反面教師にするツールだと思うのさ。webアクロスさんにメールして自己推薦するのもありだぜ。他人に読まれると思うと気が引き締まるぜ。うーん、気が引き締まるかどうかは、ひとによるかもしれないけど。あっ、最後だっつうのに嫌味言っちゃった。でもまあ、考え方はひとそれぞれだから、それぞれ書きたいように書けばいいのですよ。別に他人に強要はしないわけですよ。あまりに価値観がかけ離れているひとに出会うと寂しく感じることあるけど。
わあ、どんどん話がまとまらなくなってきた。なんか最後この部分だけ日記とキャラ違うし。2ヶ月で築き上げたもの、台無しじゃん。台無し。でも壊したかったのかもしれんよ。日記の自分てちょっと良い子ちゃんだし。実際のところ、こんなもんです。
それではみなさん、さようならー。
(2月2日26時)
BCアステリスクで初めてお昼を買う。サンドイッチとスコーンとフレンチトーストのセット。サンドイッチ、ひと工夫あって、美味しい。また買おう。ハムサンドにローストしたスライスアーモンドが入っていて香ばしかったり、タマゴサンドにチェダーみたいなチーズのスライスやペッパーポークが入っていたり。ハムサンド、サニーレタスが多めなのもポイントとみた。
「TV BROS.」は、忙しくて珍しく買わずにいた週にかぎって「千と千尋の神隠し」のTV放映があり、録り逃したのがすごく悔しかったので、コンビニで見つけて即購入。表紙の松尾スズキ、「人相悪いなあ」と、愛情を込めてしみじみ眺める。松尾さんの文章のバランス感覚、大好き。お芝居はチケットをとるのがおっくうで、あんまり観られずにいるけど。「ニンゲン御破産」もチケット争奪たいへんなんだろうなあ。「TV BROS.」読んだら観たくなってきた。やばい。
最近、ぎりぎりまで眠って会社で朝ごはんを食べるふうになってきた。曜日によって、決まった時間に電話をする必要があって、遅刻できないのだ(そもそも遅刻はNGって会社のほうが多いのだろうけど…)。でも今朝のおにぎりは、ちょっと薬の味がしたなあ。気のせいかなあ。なるべく薬っぽくないものを選ぶようにしているんだけど、肉・魚系は避けるべきか。
昼、久々に外食。1時間ゆっくりする。田むらは夜に来てもいいんだよなあ。(※)
酒の師匠が『有元葉子のスーパーシンプル・スパゲティ』というレシピブックを貸してくださる。昨日ライターさんに送ったメールをCCしてあったのを読んで、気に入るだろうと思って持ってきてくだったのだという。「この人のレシピは本当においしいし、いいよ」とのこと。ありがたく思って、帰りの電車のなかから読み始める。
わかりやすくて、本当に、私の好みに合う本だった。まず、オリーブオイルと鷹の爪だけの超シンプルソースの作り方から始まる。そのあと、加える野菜のバリエーションで、何種類か紹介してあって、そのあと、コラム的に、野菜の切り方のアドバイス。そしてまた違うタイプのソースが、基本+応用の形で続いていく。体育の授業で、でんぐり返しができるようになってから開脚前転や倒立前転を習うのと、おんなじ。野菜の切り方にしても、「形がそろっていると火の通り具合、味の染み具合がそろうから、形はたいせつ」「ジャガイモを切るのに、パスタと同じ形にすると、歯ざわりの違いが際だって、より美味しく感じられる」,etc.理屈を押さえてあって、なるほど、と思う。レシピは覚えられなくても「なるほど」と思ったルールはわりと記憶に残るので、料理本の「なるほど」は多ければ多いほどいい、と思う。
※民家を改装した小さなお店。1階はテーブル席と畳敷きの掘りごたつ席が半々、2階は紫色の畳の部屋。夜メニューの日本酒は「澤乃井」のみ。店員さんはみんな和装。落ち着くお店です)
先週末だったか、ライターさんから「原稿のネタにするので、編集会議で○○さん(私のこと)が言っていたパスタのレシピを教えて欲しい」とメールをもらっていたのに、返信していなかったことに気づいて慌てて書き送る。私のメールが遅かったために原稿遅れました、なんて言われたら堪らないもの。と思っていたら、平行して作業を進めてくれていたらしく、送ってまもなく入稿メールがきた。遅れがちなライターさんが今回はオンスケジュールで、ほっとする。
帰りの電車のなかで携帯メール。ふだんめったにしないけど、何となく。今度2/4に飲み会があるとのことで、首謀者Hさんに「私、次の日誕生日なんですよー、お祝いしてくださいねー」と送る。
部屋に着いて、軽く飲みながら、溜まっているレシートとおぼろげな記憶を頼りに、すこし日記を書く。要らない紙の裏にペンで書いて、ぐちゃぐちゃと推敲。けっきょく「PC買って自室で消費生活更新」は実現できなかったなあ。つまみなしで「ふなぐち」1缶、紹興酒半合。
最近の深夜ラジオはREGGAEやHIP-HOPのひとたちの出てくることが多い。彼ら独自のボキャブラリーがあって、面白い。「big up, yeh!」「××ちゃんin the house!」、etc.。日本語だと「間違いない」を口癖みたいに使うひとが多い。母音の「あいあいあい」に、m、ch、g、nといった子音のからまる具合が、気持ちいいのかもしれないなあ、と、ぼんやり思った。部屋で独り、彼らの発音を真似て「間違いない」と言ってみる。コクのあるような発音の仕方。
オネエ言葉ほどスタイルを確立してはいないけど、共通点があるように思う。話し手をアイデンティファイするもの。そのマナーにのっとって話し始めると、独特の気持ちよさというか、ラクチンな気分が訪れるもの。(後者は推測)
寝る前に携帯電話を見たらHさんから「OK!寝かさねーぞ」と返信あり。おっ、色っぽくて、イイネ、イイネ! うふふ…とにやにやして就寝。
昨夜からの雨、今日1日ずっと降り続く。夕方、雨のなか女性タレントさんの取材同行。TVで見ていて「きっとかなり賢い人なんだろうなあ」と思っていた印象通り。理想高そう。あと、けっこう神経質かもしれないなあ、と感じた。こちらの緊張が伝わって、そういう雰囲気になってたところがあったのかもしれないけど。
Iさん・Oさんと話す機会あり。
昨夜、私は、冷え性だというOさんの手を握って一生懸命あたためていたとのこと。「私は、ひとのことマッサージするとき、あたためる!って念じると本当に手があったかくなるんだよ!」と豪語していたらしい(でもそれは事実)。そんでもって、充分あたたまったOさんがふざけて「じゃあ、今度は温度下げて」とリクエストして、私「それはできない」とちょっとしょんぼりしてたらしい。さらに、駅までの帰り道、Oさんの肩をがっちり抱いていたとのこと(雨から守ってあげなければ!と使命に燃えていた記憶はあり)。
あーあ、私、男の子だけじゃなくって女の子にもセクハラしちゃうのかー。でもOさん、本当かわいいんだものなあ。小柄で、華奢で、笑顔のとき口の端がくいっと上がって、かわいいんだよなあ。
ベトナムのビザ受け取りと旅行計画のために、友人と会う。
13時、待ち合わせ場所に着くころ「ごめん、いま起きた」と入電。1.5h後にリスケジュールして、「そのあいだにできること」をグルグル考え、即実行。
いったん帰宅→ブーツのかかと修理に出す→腕時計を電池交換に出す→忘れ物をとりに再帰宅→腕時計を受け取る→待ち合わせ場所へ。かかと修理がすぐ受け取れなくて残念。とにかく、2時間近く歩きつづけた。
夜は夜で食べることになるから、ホイアンでは軽く済まそうと思っていたら、店に入って初めて、ここのランチはビュッフェスタイルであると判明。ビュッフェといったら聞こえはいいが、食べ放題ってことなんだよなあ。自分でフォーをゆでて盛り付けたり、生春巻きを巻き巻きしたりできるのだ! 満腹になっても、嬉しくて巻いちゃう。ジュースだってグァバ、マンゴー、ライチと、好きなだけ飲める。食後はベトナムコーヒー。旅行の話もそこそこに、苦しくなるほど食べまくる。2hウォーキングでせっかくエネルギーを消費したというのに。
友人とふたり、「おなかがいっぱいになっても、なんか、寒いね」「熱い地方の食べ物だから、体を温めないんだろうね」と納得する。
17時半〜、Iさんご夫妻のお宅で、みんなでイタリアン中心の料理とお酒をいただく。料理は、クラッカーにペーストを乗せたおつまみ(ペーストはトマト&オリーブとツナ&アンチョビの2種類)や、パプリカがたくさん入ったラタトゥイユ風野菜煮込み、バジルのきいたサラダ、チキン、スパゲティ(カルボナーラとミートソース2種)など。夫婦そろって料理上手なのだ。憧れ。手土産のドランブイ好評でうれしくなる。
「お酒が好きっていうか、発酵食品が好きなんですよねー」とぼそっと言ったら、酒好きの数人が、ものすごい速さでこっちを見て、力強く頷くのが、可笑しかった。
24時ごろ、隣に座っていたOさん(女性)を駅まで送り、タクシーで帰る(自分もまだ電車があったのだが、酔っていて判らなかった)。
贅沢かなあ、と思いながら、昼食のトムヤム麺のあとに、ココナツアイスを追加注文してテイクアウトする。行儀悪いけど歩きながら食べて、一口ごとに心のなかでガッツポーズ。大正解。激うま。
映画の時間までひまをつぶすのに、ぶらぶらと買い物をする。
まず、酒の師匠に「あそこなら間違いなく買えるよ」と教わった、しぶちかの店でDRUM購入。鰹節みたいないい匂いがして、美味くて、体調に合わせて太さを変えられる。フツーの煙草と比べてずっと煙が少ない(よく燃えるための混ぜものが入っていないためらしい。だから「煙の少ないタイプ」を謳っている他のタバコとは全然違う)。そのうえ、安い。だから、この煙草大好き。
それから雑貨屋で、切った野菜などを鍋に入れやすい、プラスチックの下敷きのようなまな板シートを、さんざん迷って、鷹の爪と一緒に購入。鷹の爪は、昨夜キンピラに入れられなかったので、常備用に。
「チキ☆チキ☆バン☆バン」:殺し屋のドンパチとか、セットとか、非現実的なところは徹底して非現実的なふうに戯画的に処理して、こじゃれた感じで笑わせる。でも、つい泣けちゃうところもある。なんだか慌しい、でもすごく楽しい映画。
観ている途中で、キーパーソンの登場人物「ババ」(精神年齢が子供のままの中年男性)について、極楽とんぼの山本と「サイダーハウス・ルール」のトビー・マグワイヤを足して2で割った感じだなあ、と思って、妙に可笑しくなる。“閉ざされた場所から広い世界への脱出、さまざまな出合い”という点でも「サイダーハウス・ルール」に通じるし。と連想しているうちに、トビー・マグワイヤとババのイメージが重なって…、聡明な感じで好きだなあと思っていたトビー・マグワイヤが、顔面グラデーションで極楽とんぼ山本に!油谷さん好きだけど(古い)、複雑な気分だ。
というのを除いても、「ババ」って変わった役回りだったなあ、とは映画を観終えての印象。(※露骨なネタバレは自粛)
週の疲れが溜まって、めまいに加えて人相が変わるほどのむくみ。眠ってもおさまらず、かといって休むわけにいかず、夕方出社。
REALTOKYO掲載の、雑誌「A」編集長のコラムを読む。先日買った「SPA!」が“東京のゴーストタウン”と取り上げていた日本橋周辺について、「A」編集長はそれをかつてのチェルシーや最近のブルックリンに重ねて、ポジティブに提案していた。私は「SPA!」の下世話さがけっこう好きなのだけれど、でもやっぱり、ただ事象を面白可笑しく取り上げるだけではなくて、こういうふうに、身近なところに引き寄せて建設的に語ることのほうに、価値をおきたいなあと思う。
消費生活が紙媒体になる可能性があり、カメラ付き携帯の写真では印刷に耐えられないとのことで、帰宅して部屋で再撮影。冬の寝間着で、12月に忘年会でもらったチェキで取り直す(いま載っているのは秋の寝間着)。
アボカド、カッテージチーズ、トマトのスクランブルエッグをつくって食べる。さらに作り置きに、残っていたレンコンでキンピラをつくる。
「スゴイダイズ」効果なのか、ちょっとした豆乳ブームなのか、最近コンビニでも豆乳のラインナップがよくなって嬉しい。
帰り、なじみのタクシーの運転手さんに30分くらい待たされて(電話をしたとき泥酔したサラリーマンにつかまっていたらしい)「だったら断ってくれればいいのに。こっちは少しでも眠りたいのに」とつい機嫌が悪くなってしまう。本当に疲れて、ぼんやり窓の外を眺めていたら、運転手さんは雰囲気をなごまそうとしてか、ただ喋りたくてか、「昔の新宿通りはねえ、四谷の東と西で道の幅が違ったんだよ」と話しかけてくる。ちょうどその景色が変わるあたりで「だから街並みが違うでしょ?」と言われて、はっとする。ああ、皇居に近いほうが街の区画が大きい。四谷の駅を越えたとたんに、建物のスケールが小さくなる。感心して「本当ですねえ!」と相槌を打って、すこし気持ちがほぐれる。
朝、会社への行きがけに靖国通りを歩いていたら、パク森の店内で銀色の容器を運んでいる男性を見かける。カレーが入っているのだろうか、と見た瞬間は容器に注目して、そのあと男性に目がいく。「あれ、あのヒゲ…」歩くスピードはそのままに、お店の看板を見る。同じヒゲ、同じ風貌。わお。会社に着くまでにちょっと考える。
1.あのひとがパク森さん
2.履歴書・面接で「そのヒゲで採用!」
3.パク森につとめていると、あのヒゲをはやしたくなる
4.パク森につとめていると、あのヒゲをはやさなければならない
5.偶然の一致
以上が、思いついた可能性。(そうであってほしい順番)
午後、デスクワークの途中にもよおしてきて、開放的な気分でいたそうと思い、人の少ないフロアのトイレに行くことにする。で、エレベーターを降りると、そのフロア工事中。床には養生のクッションが敷かれ、作業着姿の若い男性が行き来している。彼らに「うわ、こいつウンコしに来た」と思われるのではかえって落ち着かないので、すごすご自分のフロアに戻る。ウンコぐらいどこでだってできるさ!
打ち合わせへの移動中、先輩と2人きりで少し話す。先輩は会社を辞めてしまう、そのことについて。「“おまえが辞めるほど大変だったんだなあ”なんてねぎらってくれる人もいない」とぼやく先輩をなぐさめる。でも心の中で「でも、残る私たちだって“辞めてますます大変になるかもしれないけどゴメンね”と言われたわけでもないしなあ」と複雑な気持ちになる。滅入ってる先輩にそんなこと言えないけど。誰だって我が身がいちばん大切だもの。気の回る先輩がそうなってしまうくらい疲れてしまうということなのか。
ただ、辞めることだってそれなりにエネルギーがいる(心労がかかる)だろうと思う。いまの先輩は、ちょっとそれハマってしまっているんじゃないかなあ。周りは周りで、察せられても引き取れる余裕はあんまりないし。でもその心労を押して辞めたいんだなあ。
私も、つらい、やめたい、と考えることはしょっちゅうある。仕事のうえでの達成が一種の自己実現である、というような、かなり強引な思い込みをすることで、やっと暮らしているようなところがある。それでも体力的・能力的にもたなくて、ダメになっちゃうこともある。たぶん私の方が責任が軽かったり、まだ折り合いのつけられるところがあったりして、だから続けていられるんだろうなあ。独りではできないことができたり、新しい経験ができたり、そういう楽しさが、仕事を通じて得られるのならば、もうちょっとがんばろうかなあ、とか。うーん、うちの会社はマゾじゃなきゃ居られないんだろうなあ。
外注の制作スタッフさん3人、先輩、私の5人で遅めの新年会。週末は予約すらとれないこともある繁盛店のzettonに、ミーハー心まるだしで、いまさら初参戦。
単価やや高め。料理は美味しいけど量が少ない。お酒はそんなに高くない。フロアごとにカラーが分かれているのが上手いのかも、と思った(私たちは4Fの個室)。
スタッフの男性の若い頃の話とY談で盛り上がる。
早く帰ろうと思っていたのに、焼酎好きが多くて気づいたら25時。
タクシーで運転手さんと世間話をしながら帰る。
清算時(あっ、私ずっと「清算」を「精算」とまちがっていた!)、べつに文句を言ったわけでもないのに500円くらい負けてくれる。何でだろ。面白い話を聞けることが多いから、私は積極的に運転手さんと話すんだけど、それがよかったんだろうか。でも狭い車内に2人でいるなら、軽くお喋りしたほうが気持ちよく過ごせるし、だから、それ、わりと当たり前のことだと思うんだけど。でもおまけ額ワンメーターどころじゃないしなあ。じつはかなり遠回りされていたのだろうか。だとしても、どうせ酔ってるから構わないのに。
昼休み、某芸人のチケットをとろうとしたら、希望日が売り切れていた。その話をクライアントの××さんに「いやあ、ダメでした。また今度!」とメールで軽く伝えたら、当日券を押さえてくれるという。「1枚でいいですか?」と確認されたときはちょっと侘しかったけど。でもお願いするのに、何枚も頼めないし、周りに某芸人ファンはいないし。彼女は彼と来るらしい。
夜、終電1本前で帰宅して、ネギとアボカドを焼く。口が慣れてきたのか、うちのオリーブ油と塩でもすごく美味しく感じられてきた。とくにアボカドのソテーがほくほくして、いい。昨夜の残りのワインを飲む。
「トリビアの泉」を久々に観る。応募するときは、日記を公開した機会に「サンプルno.055」をペンネームにしようと決意。といってもネタないけど。
雨。どうしてもアボカドが食べたくなり、食べごろのアボカドを求めてスーパー・八百屋はしご。見切り品で半額になった白アスパラや高級ビーフシチューの缶詰も何となく買う。
買い物上手になるためのtipsとして、「空腹でスーパーに行かない」なんてのを聞いたことがあるけど、そんなのくそくらえだと思う。おなかがすいたまま「いま食べたいものは何だろう」と考えながら棚を眺めるほうがずっと楽しい。
アボカド、トマト、カッテージチーズをまとめてサラダにする。
トマトの分量が多くて失敗した。せっかくのアボカドが…。トマト半分にアボカド1個くらいでいいかもしれない。カッテージチーズは安くていい。
ワイン、サラダ、ビーフシチューを食べて腹がくちくなってから、年末にビデオに録ってあった「バベットの晩餐会」を観る。名作。にこにこ笑いながら涙流して、料理が映るたびに「おいしそう!」と叫ぶ。こないだ観た「オー!ブラザー」も「イルマ・ヴェップ」も悪くなかったけれど、「バベットの晩餐会」は圧倒的というか、クラスが違うというか。私が食いしん坊だから点が甘いのかもしれないけど。
オイルヒーターでも、丸2日つけっぱなしにしていると、部屋はかなり暖かくなる。スーパーから帰ってきて、けっこう感心した。
夕方起きて、掃除・洗濯・入浴(湯をはって温まる)。
作業をしていて、知り合いのバンドのライブに行けなかったが、打ち上げだけ合流する。編物が趣味だというカメラマンの女性に、ニットベストを頂き、恐縮する。この日、贈ろうと思っていた女の子が来なかったところに、、私の着ていた黒いタートルがそのベストに合うだろうというので、突然くださったのだ。びっくり。えんじ、鈎針、レース透かし網、Vネック、レトロ調。
会社で、「最近スタッフ間のリレーションが薄い」「声出しが足りない」という話から「緊急更新の依頼が来たときは、居酒屋チェーン店のように叫ぼう」ということになる。
クライアントとの電話中、「ちょっとすみません」と断って通話口をおさえて、周囲のスタッフに「緊急更新入りましたー!」と叫ぶ。「はい喜んでー!」「ありがとうございまーす!」と大声で応じるスタッフ一同。
…やっちゃおうか。
25時半までミーティング。ときどき目がチカチカする。
部屋に帰ると、ベッドの上にビデオ屋の袋。
ああそうだ、今日返さないと延滞料金を支払う屈辱((c)坂本タクマ)を味わうことになるよと、今朝の私が今夜の私に伝えるために、ここに置いたんだった。結局「ガープの世界」は観なかったなあ。アービングごめん、また今度。
先週くらいに応募した懸賞ハガキが、第三者に届いてしまったみたいだ。夕方、PHSに気味の悪い電話がかかってきた。
おじさんの声で「××(商品ブランド名)です」「○○(懸賞賞品)を届けていいですか?じゃ、届けますから」「あ、でも点数が足りないですねえ、どうしましょう」「これじゃ、お届けできませんねえ、残念賞ですねえ」「残念賞送りますか?」と、私が淡々と応じていると、一人でしゃべっている。「何をおっしゃりたいのですか?」と言ったら、電波の具合が悪いみたいなふうになって、耐えられず切ってしまった。
郵便局の誤配だろうか。住所で調べてうちまで来たらどうしよう。
気味が悪くて仕方がない。もう懸賞応募はやめようかなあ。そういうハガキって、ずいぶん無防備に個人情報をさらしているなあと思ってはいたのだ。あーやだ。
仕事を早く切り上げて、初対面の方とご挨拶をする(それまではメールと電話でやりとりのみ)。相手の方は仕事で、私は好奇心からのボランティア、という関係。その人のお仕事の話がおもしろく、また、私もいろいろと熱く語りたいところが多く、ずいぶんと長く話し込み、興奮する。
帰り、何か無性に雑誌が読みたくなって「SPA!」を買う。昨日の雑煮の残りを食べて就寝。
打ち合わせの途中の雑談で、なぜかドッグフードが話題にのぼる。Mさんの犬はアトピーで、かかりつけの獣医が売っている無添加フードしか食べられないのだそう。ドッグフードには、肉のような匂いがついているが、あれは飼い主である人間に対して「おいしそう」をアピールするためのものだという。犬がフードを選り好みする基準は、匂いよりも歯ごたえなのであって、匂いは関係ないのだとか。どこまで本当か判らないけれど、「犬よりも人間に」という部分は、いかにもありそうな話だ。
25時半に打ち合わせが終わってタクシーで帰宅。帰ってからホウレンソウをゆでて雑煮をつくる。使い切れなさそうなホウレンソウは冷凍庫へ。鶏肉といい、ホウレンソウといい、未知の冷凍ライフがひらけつつあるなあ。
疲れていても、眠くても、ちょっと何かこういうことをすると、落ち着く。料理には儀式(祈り?)みたいなところがあるのかも。
夕方、友達と待ち合わせて旅行社へ行き、チケットの残金を払う。ホテルはまた後で検討することにして、今回はチケットのみ。
晴れがましい気持になり、雑誌で調べておいたベトナム料理屋で祝杯をあげる。お店の雰囲気がよくて、さらに盛り上がる。コースを勧められたが、単品でいろいろと頼んでみた。あてずっぽうだったのに、辛いの、塩々したの、オイスターソース系などバランスよく注文できて、また嬉しくなる。ネップモイというベトナムウォッカが、ふかしたタイ米のような、とうもろこしのような、香ばしい匂いがして、おいしい。あとにバニラ香が残る(「魔王」じゃないけど、香料を足しているのかもしれない)。友人の飲んだネップカムは、紹興酒を甘くどくしたような味。
残したら勿体ないと思って欲張ったのが裏目に出たのか、何なのか、食べ過ぎて気分が悪くなり、CDと本を買うも、どちらも店でゆっくりできず。帰宅して少し吐き、ホットミルクを少量飲んで、やっと落ち着く。胃弱か!? だとしたらショック。胃腸は強いはずなのに。
今日は、節約・節酒をこころがけて、リキュールを2本買うかわりに、リキュールに関する本を買った。単なる我慢はつまらないもの。ざっと通読する。リキュールは昔、錬金術師のつくっていた「エリクシル」の一種だったそうな。
資生堂こんなところからブランドネーム持ってきてたのか。錬金術…。エリクシールって対象年齢やや高めだしなあ、と妙に納得する。
明日起きられるかおののきつつ、結局使い切れなかった鶏肉を1回分ずつに小分けして冷凍して、29時近く、就寝する。
スーパーで買い物するとき、つい、棚のアイテムを、声にならないくらいの小声でブツブツ確認してしまう。八百屋さんでも。「し、い、た、け、…いらないや。ほうれんそう、こまつな、ほうれんそうかなあ。あ、バナナ安い。でも食べきらないから、やーめた。ショウガは、ど、こ、か、な…」これが延々続く。他人に見られたくない姿だ。
今日、リキッドのイベントに行きたかったのだが、一緒に行ってくれるひとが見つからなくて断念する。友達が少ないとこういうことになる。金曜も体調すぐれず約束をキャンセルしたし、なんだか最近、引き込もり気味の週末ばかり。だから体脂肪率が高いのか?
父の仕事場で下の日記を数日分まとめ書きしてから、夜の新宿散歩。歩け歩け、燃やせ脂肪。そして「もうやんカレー」の場所を確認する。工事中かと思ったらそういう外観だった…。日曜お休みなのが残念。今度行こ。
新宿副都心はエッシャーの世界だよなあ、と思いながら、知らない道を通るようにして歩くうちに、都庁の西側に来た。都庁のふもとが、城壁のようになっていて(お堀らしきものすらあった!)、近くで見ても"やな感じ"。ダンボールハウスの団地を抜けて、やまやをひやかして、帰る。
ナガネギ、じゃがいも、レンコンをフライパンで蒸し焼きにして、オリーブオイルと塩こしょうで食べる。うまかった。油と塩がいいともっとうまいのだろう。キャベツとソーセージのすっぱいスープもつくる。
「オー!ブラザー」:ポマードにこだわるダテな脱獄男ジョージ・クルーニー中心のバディ・フィルム。舞台は開拓時代?のアメリカ田舎。こんな脚本書けたら楽しかろ。
「イルマ・ヴェップ」:撮れなくなったフランス人監督とそのクルーに振り回される、中国人女優マギー(“マギー役”で劇中劇「イルマ・ヴェップ」を演じる)
ミもフタもない要約…。
掃除、洗濯、読書、「お笑いオンエアバトル」「ウィル&グレイス」の、地味な土曜日。
そうだ、NHKといえば「行く年来る年」でNHK大阪が(正確にはその下請け会社が)国宝の鐘櫓に釘跡をつけたんだったっけ。仕事の合間に、NHKとNHK大阪のwebを見てみたのだが、謝罪の言葉は見つからなかった。きちんとした企業のサイトは、何らかのトラブルがあったとき大抵はお詫びを載せるのに。昔、朝日新聞社が珊瑚礁を傷つけてヤラセ記事を報道したことが判明したとき、ずいぶん叩かれたけど、今回の鐘櫓はどうなんだろう(テレビを見ていないから、メディアの温度がわからない)。本当に情けない、恥ずかしい話だ。
それとはずいぶんレベルの違う文句をNHKにもう一つ。「ポップジャム」のカメラワークに物申す! ロック系の出演者に対して顕著なのだが、そんなことで雰囲気が出るとでも勘違いしているのか知らないけれど、やたらカメラをぐるぐるさせたり、しょっちゅうアングルを切り替えたりするの、もう、やめて。ちゃんと見せて。ほんとイライラする。電話番号にFAX送られたときくらい、イライラする。
午前半休する。金曜はちょっと一息つけるのだ。今日はミーティングをひとつ休んでしまったから、そのぶんさらにラクだったというのもあるが。
20時からクライアントとうちの会社で若手飲み会。半年以上いっしょにお仕事しているけれど、お酒を飲む機会はこれが初めてだ。しかも私自身お客さんと飲むこと自体が初めて。最初は、失言したらどうしよう、何を話そう、と緊張する。緊張して飲むと全然酔わない。こういうお酒は好きじゃない。
…と思っていたら、中盤に、美人の女性担当者が某芸人の飲み友達と判明、一気にテンションがあがる。「私、大好きなんですよー!」「××のこと判ってくれるひとがいて嬉しいですー!」と、キャーキャー盛り上がる。今度のライブに一緒に行こうと約束。楽屋だって入れますよ、とのこと。ほんとかな…。お話しできたりするのかな…。お友達になりたいな…。でも××さんは美人だからお友達になったのかな…。私はムリかな…。途中から、もうそればっかりが頭のなかを占めてしまって、他のことはどうでもよくなる。ライブ行きたいー。帰りがけに勢いでビデオを4本借りて帰宅。いや、関係ないといえば関係ないのだけれど、興奮している勢いで借りてしまった。
寝る前に「赤い橋の下のぬるい水」を観る。暗くてエロくて…というのを想像していたら、意外と淡々としていてコミカル。スケールは小さいんだけど、なんというか、文句をつけづらいというか、わりとよくできている。
仕事の合間にブックマークを巡回していたら「REALTOKYO」でwebアクロスのバナーを発見!びっくり。
今週は休み明けダッシュで大変だったなあ。と思って早く帰るつもりだったのに、気がつけば24時。毎日こんな感じ。何がいけないんだろ。
寝る前に、冬休みに実家から持ってきた古い日記を少し読む。いつも、日記は書くばかりで読み返すなんてことしないのだけれど、いま消費生活をつけているのも関係してか、ちょっと気になって、見てみた。
転職するころのノートだった。仕事が楽しくなさそうで、ピリピリしていて、かわいそうになってしまった。なんだかんだいって、いまの会社のほうが楽しいもの。あと、やたら帰り道にabcでマンガを立ち読みしているのに呆れる。
フィリップ・ジャンティ・カンパニーの舞台をみたあとの日記がいちばん面白かった。訳のわからない記述といっしょに、ヘタクソな絵が描いてある。なんとか記録しておきたいという熱意は買うが…。
午前中、ケータイサイトの実機確認。
午後、4時間+2時間、打ち合わせ2種。前者は、毎月のようにやっている企画出し。毎月「もう企画案出てこないんじゃないか」と超ネガティブ思考で臨んで、頭がスカスカになるまで雑談しまくっているうちに、何となく何とかなってくる、不思議なミーティング。でも今回は、終了後、仕切役のひとが「次からはゼロから始めるんじゃなくて、みんなでアイディアメモを持ち寄ろう」と提案。みんなヘロヘロなのは一緒らしい。
先輩(酒豪女性)がグループ魂のアルバム「RUN魂RUN」を貸してくれる。やった。でもCDケースが、裏面と、本でいう木口の部分の、2ヶ所が割れている。確認すると「ああ、部屋で踏んづけて割っちゃったかも」とあっさりしたリアクション。こまかいようだけど、確認させてもらってよかったような。先月に同先輩から「PIN☆PON」のサントラCDを借りたとき、ケースが割れているのに自分の部屋で気づいて、割ったはずないのに、と思いながら自分のきれいなケースと取り替えていたので。もう先輩ゴーカイすぎ。
25時頃に帰宅。キャベツを茹でて、ふえるわかめちゃんとツナと一緒に、アンチョビペースト、マヨネーズであえる。これで後悔するの3回目くらい。ふえるわかめちゃんをマヨネーズであえると、なんだか汚らしい感じになるんだよなあ。味はまあ、こんなもんか。あたためた紹興酒で食べて就寝する。
朝、行きがけに銀行に寄り、やっと家賃を払う。
大家さんが息子さんに代替わりしてから、1階の大家さんへの手渡しから銀行振込になって、どうしても遅れがちになってしまう。カードを作るのが億劫なばっかりに、扱い時間の限られている(手数料もかかる)現金払いをしばらく続けている。
昨夏、郵便受けに「×月7日時点でまだお支払いいただいておりません」という
お手紙が入っていたことがあって、それはもう繰り返したくなかったのに、また1週間遅れてしまった。
仕事中、いまは他の案件を担当している先輩から社内メール。「××で同じようなのやってるよ」。見ると、某ブランドのCRMサイトで、2年前に先輩とやった同カテゴリ他ブランドのそれとそっくりな企画をやっていた。しかも予算的・クオリティ的に負けている感じ…。どこも似たようなことをやっている世界だから、別にパクられたとは限らないと思うけれど、このサイトの担当者が私たちのサイトを見ていたのかどうかは、気になる。見ていてのことだったら嬉しい(ちょっと負けてるけど)。でも、キャンペーン時でもなければ、そんなブランドのサイトなんて見ているひといるのかな。同業者・関係者しか見ていないような。
終電で帰宅。郵便受けを見る。家賃催促のお手紙は入っていなかった。安堵。お正月猶予だったのか。
昨日炊いたイモを食べてホットカルアミルクを飲んで寝る。寒い夜。
仕事始め。新年早々遅刻する。遅れた分ひとより残って働いたけど、遅刻の印象って感じ悪いよなあ。
昼食、多すぎて半分は夕食にする。そのために本日支出ゼロ。自炊すると節約できるって本当なんだ、と実感できてうれしい。昨夜から3連続で同じものを食べるのはちょっとさみしいけど。
24時帰宅。さつまいもを砂糖・塩少々・レモン汁で煮る。
食べて一瞬、何かに似ている、と思い、それが舟和の芋ようかんだと気づいた。そりゃないって。自画自賛にも程があるって。ちょっと自分で料理ごっこしてるからって舞い上がりすぎだって。
料理の本で「さつまいも」を調べたら、「皮をむいて調理する場合は、輪切りにして、内側の線のあたりまで厚めに皮をむくこと。輪のあたりに変色させる成分が集中しているので。そのあと10分ほど水にさらしてアクを抜く」(大意)という説明がある。どうりで、いままで色が悪くなっていたわけだ。説明に従って皮をむいたら、ずいぶん量が減ってしまったが、本当に変色しなかった。びっくり。でも野菜・果物って皮の内側に栄養があるとよく聞くけれど、そこのところ、どうなのかしら。
1日中時差ぼけのような体調だった。
けど冬休みにヘンな過ごしかたをした自業自得だからなあ。
16時起床。昨日の作戦が裏目に出て、体力的・精神的に大ダメージ。冬休みの最終日だというのに、日が暮れるころに起き出して、何ができるというの。ベッドのなかで、冬休みにするつもりでできなかったことを回顧。
・『単一民族…』は第1部しかまだ読んでいない。目次を見ると第2部「帝国」、第3部「島国」とあるし、読んでいる手応えでも、これからどんどん面白くなりそうなんだけど。他にも読みたいものいろいろあるのに。活字持久力が落ちている。でも休みが明けても地道に読もう。読書しやすい机と椅子が欲しいなあ。
・so-netのu-page移転、できなかった。さよなら私のHP(※1)。強制移転はひどいけど、こういうタイミングで更新されない幽霊HPが整理されるのは、悪くないかも、と他人事のように思う。その程度のプライオリティだったから、まあいいや。またいつかリニューアルしてUPしよう。
・HP移転以前にそもそも、ノートPCを買って、いろいろ作ったり書いたりしてみようと思っていたところから計画倒れ。PCを買えば何とかなるっていう発想からダメダメ。
・年末、実家の手伝いほとんどしなかった。煮物教わろうと思ってたのに、昼寝して起きたらもうできていた。ごめんなさいお母さん。
こんなところか。こんなもんか。理想と現実のギャップ。(※2)
明日から仕事かあ。
※1
2002年、so-netの個人HPサービスで、一方的にURL移転させられるということがありました。旧URLのデータは削除されます
※2
非公開の日記なら、もっと項目が多いはず。挙げた項目も、書き方が違うはず。正直に全部書こうとして初めて躊躇しました。
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帰宅後、トマト・じゃがいも・ツナのスパゲティをつくる。雑誌レシピ切り抜きを参照。どっさりつくって半分は明日の昼食にする。
深夜、TVでコーネリアスのライブを観る。
1曲、ブラジルだけ。
「こんなふうにやるんだー」とびっくり。
コーネリアスが声を加工するのって、
たとえば中ザワヒデキさんが昔「手跡を残したくないからCG」と
言っていたような感覚なのかなあと思う。
友人との待ち合わせに向かう前に、もらった年賀状に返信を書いて出す。
昨夜ずいぶん酔った状態で書いた数通は、ひどい字だったし、もしかすると人名や住所にまちがいがあった可能性が。たとえば、夫婦とも知り合いの場合、奥さんの名前を書いていなかったりとか…。思い出せないぶん、怖い。いつも手紙をやりとりしているような仲ではない、仕事関係のひとが、とくに怖い。ひさしぶりに、背筋がぞっとするくらい、要反省の飲酒行為だった。
なので今日書く分は、悪筆なりに心がけて書く。
16時半abcで待ち合わせてから、旅行会社リサーチ用に雑誌を買い、どこか安い喫茶店から電話で問い合わせようと、外に出る。が、ファーストフード店、低価格コーヒー店、喫茶店、のきなべて満席。正月混雑の新宿をずいぶんさすらって、あきらめて、ビルのなかの隅っこから電話をかける。
希望日のフライト残席僅少と判明。やっぱり去年中に手配しておくべきだった。しかたなく、取れるところで確保する。
お店に行って詳細をつめて、その場で申し込んできた。ずいぶん先のことだと思っていたら、もう来月のことなのだ。なんだか実感がわかなくて、へんな感じ。ずっとお茶を飲めなくて喉が乾いていたのと、航空券手配の一仕事終えた興奮とで、コーヒーを飲みまくる。
夜、月曜から社会復帰ができるのか不安になって「今夜は眠らずに過ごして明日早めに寝よう!」という作戦をたてる。それで、部屋の本棚の整理をしたり、雑誌を見たりして、気構えていたのに、7時すぎ、あっさりと睡魔に負けてしまう。
また雪が降る。曇り空のなか、16時に代々木で待ち合わせて裏から明治神宮へ歩く。
Dさんが「前に靖国神社に初詣に行ったら見世物小屋があった」と言ったところから、なぜかフリークスの話になる。芝生に薄く雪がつもって、いい雰囲気の景色なのに、初詣なのに、どんどん話がコアになっていく…と思いながら会話を続けていたら相手も同感だったらしく、ぷつりと話題が変わった。その変わり具合が、なんだか可笑しかった。
神宮の参拝客はずいぶん少なくなっていた。もう3日だし、悪天候だし、こんなものか。
Dさん「人がどんどんきてお金を投げてくれるなんて、いい商売だよなあ」とうらやむ。商売人らしい発想。
ふたりそれぞれ、大凶が出たら「バンドをやめる!」「転職する!」と賭けてから、おみくじを引く。でも、教訓めいたことが書いてあるだけで、吉も何もない。肩すかしを食らった気分になる。
17時ぐらいにどこかお店に入ろうということになるが、行ったことのある美味しいお店は閉まっていたり営業時間に早かったりして、パッとしない居酒屋しか見つからず。でも音楽の話や恋愛の話などで22時くらいまで飲みつづける。恋愛の話は苦手だが、Dさんはむしろそういう話が好きみたいで、仕方なく話したという感じ。
最後のほうでのDさんの発言「○○(私のこと)と話しているとキャバクラにいるより楽しいよ!」には、脱力&爆笑。いや、楽しんでいただけてよかったよ!光栄でス!
帰宅して、年賀状の返信を書いて出す。
TVでサイモン&ガーファンクルのライブをやっているのを眺めて就寝する。
雪が降る。祖母のところにご挨拶に行く。その足で、父は車で仕事場へ、私も車に乗せてもらって帰る。車なので、実家の自分の部屋に置きっぱなしにしていたCDを少し運ぶことにする。
着いてすぐ参宮橋まで散歩して、スーパーで買い物。
寒い部屋でひとり、自分で雑煮をつくりながら、さみしくなって「なんで急いで帰ってきちゃったんだろ」と後悔。でもつくった雑煮がおいしくて、久々に飲んだ玉の光もおいしくて、レンコンもいい具合で、なんとなく復活する。洗濯をして、Sに明日会えるかメールで打診、だめとのことでHさんDさんを誘うことにする。
HさんとDさん、3人で出かけても、都合のつくどちらかとでも楽しかろうと思って2人に声をかけたのだが、先に返事をくれたDさん、「あいつと○○(私のこと)と3人で初詣なんて絶対にいやだ」「ドリカムじゃねえんだからよお」と面白いくらいにいやがる。Hさんは先約があったとのことで、無事(?)Dさんと話まとまる。
10時起床。家族そろっておせちを囲む。父は例年通り抽象的な、きれいごとな抱負を述べる。もう、性格だからなあ。母はそれをいさめるようにして「不言実行」とずばり。私も母に同感なので「料理がうまくなるように努力」と具体的で身近なところに目標を設定する。あとは、仕事がもっときちんとできるように、とか、自分の時間をもっと大事に、酩酊せずに生産的な活動をしよう、とかいったあたりか。
父に「そろそろ結婚は」と言われて半泣きで反論する。軽く流せばいいのに、と母。まあね、そうね。
飲んで食べて寝て、飲んで食べて寝て…というお正月ライフサイクルがいやだなあと思って、発作的に「もう今日の夜に帰ろうかなあ」と口にしたら、母、猛烈に反対する。両親にとって、お正月は家族のそろう貴重な時間なんだと実感。でもって私も自分の家族をつくりたいなあ、とちょっと感傷的な気分になる。そういう願望がないわけではないから、父にカチンときたりするんだなあ。
ナマコ、カニ、ジョウヤ鍋と、正月の定番の夕食。それと、正月らしくはないが素材があったので私もカプレーゼをつくって出す。つくるというか、切って混ぜるだけなんだけど。
1976年2月5日
血液型 :A
身長 :160cm 体重:50kg
居住地 :東京都渋谷区(埼玉県出身) 1人暮らし
給与収入:月約23万円(手取り)
アルバイト収入:
仕送り:
親からの小遣い:
家賃:月6.5万円
自由になる金額:?万円
ファッション代:0〜5万円
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前にこの欄で「赤裸々な方が面白いのでは」的なこと書いたけど、案外、そんなことを考えて書いてはいなかったのかもしれないなあと、このあいだ昔の日記を読み返して、思いました。同じような文体、同じような内容。結局は放っておくとこういう日記を書くことになるのだと痛感。
日常の細部や感じたことを具体的に記録しておくと、読み返したときに、忘れていたはずのことが生々しく思い出されたり、あるいは全然思い出せなくて、それはそれで、そんなことを一生懸命に書いていた過去の自分が滑稽だったりして、そういうのが日記の醍醐味だと思っているので、具体的な描写が多めです。読む人によっては、うっとうしく感じられるかもしれません。ごめんなさい。
(1/27)(1/31・2/2サヨナラ前にしんみり微調整)