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江戸の文人、蜀山人こと大田南畝のことを
ご存知であろうか?

狂歌、漢詩、戯作、紀行文や日記など
江戸の文芸において縦横無尽の活躍をした
スーパースターである。

もちろん専業の作家としで食っていたのではなく
幕府の官吏として生活費を得ていた。
これは、神田上水建設に携わった松尾芭蕉も
同じ。

壮年期の大田南畝は、仕事で多摩川べりの水利
の調査を命じられ「玉川巡視」に赴く。
その仕事の傍ら、「調布日記」という名で、
各地で見聞きしたことなどを記すのであるが、
これがすこぶる面白い。

Webアクロスの「消費生活」では、
このひそみに倣い、なぜか「甲州街道」ぞいの
そこかしこで活動する、私の身辺雑記を日記
としてつけていく。

名づけて、「八王子日記」。

筑土散人
 住居費
90,000円
 光熱費
7,439円
 外食費
36,720円
 食品費
24,965円
 交信費
29,207円
 ファッション費
7,560円
 趣味・遊興費
97,340円
 交通費
17,650円
 雑用品費
2,162円
 交際費
62,612円
 その他
28,320円
合計:403,975円

2002年12月31日(tue)

大晦日(おおみそか)である。

昼前から黙々と、夫婦ふたりで協力分担して、大掃除(おおそうじ)。

サッシの窓拭き、家具の裏の埃の掃除、棚の中の整理、
お風呂掃除、いろいろな洗濯、などなど。

3時頃に目途がついてきたので、蕎麦を食べに出る。
地元の気になる、手打ち蕎麦屋へ、初めて入る。
ボリュームたっぷりでこしがあり、なかなか旨し。

買い物を済ませ、家に戻り、掃除機を掛けたり、
台所を片付けたり、そして、豆腐を作る。
大豆をミキサーで砕いて、水と共に弱火で煮て、
にがりを加えて固まるのを待つ。

不恰好だが、味わい深い小さな豆腐と、
大量のおからが誕生する。おからも料理に使おう。

年末ラーメン特集番組を見ながら、手作り豆腐、
子持ちニシンの丸干し、メヒカリ干しを「美少年」の
「冷や」でいただく。あまりに美味しい肴で酒がすすみ、
瓶はたちまち空いてしまう。

10時半頃に、馴染みのバーに向かう。常連ばかりが
あつまって、カウントダウン。日本酒に続き、ウイスキー、
黒ビール。新年の挨拶には、シャンパンの駄目押し、だ。

飲みながら年を越すことになるとは。
まあ、自分(たち)らしいかな。

初詣には、まず地元。善国寺毘沙門天、赤城神社、
そして築土八幡(つくどはちまん)の3ヶ所を回るのである。

毘沙門天は七福神で、お寺なんだけど、神楽坂の賑わいの中心。
江戸時代の前期には、この善国寺は、ブックカフェの近く
麹町の日テレ通り沿いにあったのだとか。

赤城神社は、中世初期の東国武士である牛込一族の守護神。
この辺りは北関東辺りから、武士の一団が入植した土地らしいのだ。
牛込(うしごめ)?牛頭(ごず)と同じ「牛」の野性の力の反映?

築土(つくど)八幡は、江戸城のあったあたりからの
移築説があるが、もともと「江戸」が「次戸(つぐと)」と
書かれたのが転じたとも言われている。

飯田橋駅から厚生年金病院、熊谷組の辺りまでは
中世武士の時代には海であったので、この神社のある丘は
特別の場所であったと思われる。

海に突き出していたのだ。小石川側の丘には、対のように
牛天神(祭神は菅原道真公で、天神様)の岬(三崎、御崎、
みさき)がある。

そう、八幡(はちまん)さまも中世武士の守護神である。
同じ数字をいただく八王子信仰ともどこか繋がっている
のだろう。

こじつけのような終わり方をする「八王子日記」は、
自分には、とても面白い経験でした。そしてネットに日記を
つける習慣があるというのは、じつに新鮮な生活でした。

「日記」の「日」も「ダイアリー」の「DAY」と違い、
太陽を意味する「日」の文字が象徴するような、
毎日改まる出来事を、文字に定着すべく「つけていく」
ことが重要なのです。

日記をつけると、自分の意識も整理され、改まっていくの
がよくわかりました。日記は「つける」ものなのです。

そして、いよいよ年も改まりました。2002年の最後の
2ヶ月の貴重な記録となりました。感謝です。

さて本年、2003年が、皆様にとってより良い一年で
ありますように、お祈り申し上げます。

また機会がありましたら、お会いしましょう!

本日の支出
  • 古書「火の車随筆 草野心平」(かんたんむ/神保町)(ネット「日本の古本屋」利用(送料込))
    1,350円

  • 瓶ビール、ざるそば(志な乃/神楽坂)(妻の負担。今年初めて入ったそば屋。田舎そば風のボリュームある手打ち蕎麦が、よし。)
    0円

  • みうら大根、柿、トマト、椎茸ほか(丸喜屋フーズ/神楽坂)(極上の八百屋。はじめて、みうら大根を買う。)
    1,005円

  • シャンプー、ハミガキ、ボディーシャンプー、胃薬、ほか(薬のヒグチ/神楽坂)(妻の負担。ヒグチがセイジョーの前に大きくなってオープン。ドラッグストアの激戦が予想される。)
    0円

  • 「余市」ストレート、「ブッシュミルズ」ストレート、ギネスビール、シャンパン(サービス)(ストーンペーブメント/神楽坂)(とりあえず妻が負担、清算予定。)
    0円

  • 合計:2,355円


2002年12月30日(mon)

朝食前に、朝日が昇るのを眺めつつ、
ひとりで温泉につかる。とてもいい気持ちである。

昨晩「利家とまつ」総集編をTVで見て、
天下に安寧をもたらし戦国の世を終わらせようとした、
「いくさびと」たちが、「太陽=日輪」をとりわけ
重視していたことを、あらためて興味深く思った。

秀吉から家康へ、日枝から日光へ。
こうして、安定した徳川の世が始まる。動乱期の個人主義が
日本(ひのもと)という、統一国家に替わるとき。

統一国家には、太陽神の末裔?の天皇が担がれたりもする。
明治の近代国民国家の時代はそうだった。

動乱期の個人主義は、中世の武士の出現や、幕末の志士たち、
そして、ひょっとして平成の今も、同じように社会制度が
細かく分解する最後の段階であらわれる。

元旦の「初日の出」を、日本人はとても大切に思う。
年があらたまるときに、祈りを捧げる。初詣だ。
良い一年になりますように、とそれだけ。

古からの日本人の特性ではないのか。
唯一の信仰といってもいい。「一陽来復」つまり
「日はまた昇る」という気分。

いわき温泉には、沢山の文人墨客が訪れているようで
駅前にこんな碑があった。「田山花袋」の温泉紀行は有名
で、小説よりも紀行文がはるかに面白い。
「東京の三十年」や「東京近郊一日の散歩」など。

地元詩人「草野心平」の記念館のちらしが宿にあった。
みると「火の車」という居酒屋をやっていたのだとか。
その最初の場所は、小石川柳町である。近くだな。
「火の車」か。詩よりお品書きのほうが面白い?

朝食後、さらに鉱泉風呂で、地元のおじさんと一緒になる。
湯治で年に1、2回は、毎日一週間から十日来るという。
鉱泉のほうは神経痛によく効くのだとか。

高速バスだと、JRの半額で済むのだというし、
毎日の温泉療法を実現すべく、1週間でも、
近くの部屋を借りして自炊をして、小名浜の魚を食べる
そんな、夏休みというのができたら、最高にいいなあ…。

と、帰りの車中、生ビールを飲み夢うつつ。

本日の支出
  • 宿泊料(一泊二食つき)2日×2名、ビール4本、お燗お銚子3本(喜楽苑/いわき市常磐白鳥町)(クレジットカード支払い分、清算前。)
    72,210円

  • 生ビール×2(大、中)(スーパーひたち車中/いわき市)(未清算)
    0円

  • 古書「絵空ごと」1冊(吉田書店/徳島)(ネット「日本の古本屋」利用 一番町郵便局にて 発注入手は少し前。手数料無し。)
    1,310円

  • かまぼこ、わさび漬、ほうれん草、せんべい2種、牛乳、納豆、絹豆腐、卵ほか(肉のハナマサ/麹町店)(正月の準備はシンプルに。)
    2,112円

  • 胚芽精米「ひとめぼれ」2kg、赤かぶら、白菜漬、美少年吟造り(純米酒720ml)、久三郎(焼酎720ml)、うどん、カット葱。(キムラヤ/神楽坂)(正月の酒の準備も1000円程度のもの2本。)
    3,991円

  • 合計:79,623円


2002年12月29日(sun)

宿の無料バスで、ゆもと駅前へ。

年末の買い物客でにぎわうという、小名浜の漁港へは、
のんびり1時間に1本のJR常磐線で、隣の泉駅からさらにバスで
15分ほどのようだ。バスは頻繁にあるのかしら?

ゆもと駅の辺りの住所は、天王崎というのだそうだ。
ならば、八坂神社があるに違いない。そういうものなのだ。
八坂神社が、古代の帰化人の信仰で牛頭天王をまつったことは、
前にも書いた。古い土地なのだ。

少し離れた温泉街の「湯本温泉神社」が当然街の、
鎮守で有名だが、駅前の崖上に「八坂神社」もあるらしい。
寂れているだろうが、ここが古代の人々の拠点なのだ。

小名浜の「繁華街」で発砲事件があったと、
あとでTVで知ったが、魚市場に向かう路上で偶然、
警官多数が調査をしているのを見かけたのは、
どうみても人気のない寂れた通りだった。

いわきの温泉には、小名浜で水揚げされたおいしい味覚が
プラスになる。熱海や伊豆の温泉とは、ちょっと違う。
三島、小田原、下田などの漁港は温泉地と
ちょっと離れている。それに魚の種類がだんぜん豊富。

魚市場の近くのお店で食す。おいしくない筈が無い。
うに、いくら、ナメタ鰈、あまたこ、かに汁。
ペールエールビールに、地元酒のぬる燗。
昼の贅沢。

夜の宿の料理も、昨夜と違う魚介類、あまえび刺、まぐろ刺、
などは脂がのり、あん肝はもちろん新鮮で、あわびもある。
きんきだろうか一夜干を炙ったものやら、さらに
きすの天ぷらや何やらで、ああまたしても酒がすすむ。

そして、朝夕晩、鉱泉、温泉、露天風呂と
なんとも風呂三昧。疲れが癒される。
いやはや、ほんとに。

本日の支出
  • JR ゆもと〜泉(JRゆもと駅、泉駅)(後に清算予定)
    0円

  • いわき交通バス 泉駅前〜小名浜橋(いわき市小名浜)(同じく)
    0円

  • お土産 柳鰈干物、子持ちニシン干物、メヒカリ干物、クール宅急便代(ヤマ佐商店 魚市場直売所/小名浜)(同じく)
    0円

  • ナメタ鰈の煮付け、うにいくら丼、あまたこ刺、バスペールエール、熱燗(うろこいち(磯料理)/小名浜)(美味、美味、美味。)
    0円

  • 合計:0円


2002年12月28日(sat)

北東の方角、生まれて初めて常磐(じょうばん)線に乗って、
福島の「いわき湯本温泉」に行く。

道後、有馬とともに日本三大古湯といわれる。
泊まるのは、温泉街から車で8分くらいの白鳥山の
丘の上にある「喜楽苑」で、隣にはJRAの馬の温泉がある。
東向きなので朝日が昇るのが見えるそうだ。

「常磐」と書いて「いわき」と読む。
同じく「常陸」と書いて「ひたち」と読む。
この音には、古代の響がある。

「スーパーひたち」号となると抒情がないが、
水戸を過ぎて、日立付近になると海が見える。
窓の外には、海の青と空の青が混じる。
この辺りの樹木は常緑樹で、瓦もなぜか緑色や紺青色が多い。
色調が一貫している。

あとで判ったのだが、温泉の岩の色も緑である。
「碧」と書くと「あお」にも「みどり」の意味に
もなることを思い出す。常磐の風土。

露天風呂から眺める満天の星が素晴らしい。

夜は「鮟鱇(あんこう)鍋」で、お酒がついついすすむ。
鉱泉、温泉、露天風呂、と湯治場も兼ねた秘湯は、趣向が豊富。
ああ、朝風呂も楽しみだ。

本日の支出
  • 「おーいお茶」伊藤園ペットボトル小×2、駅弁「独眼流正宗弁当」「横川の釜飯」(JR上野駅構内)(旅先の食費などは、あとで宿代と清算予定。)
    0円

  • スーパーひたち乗車券・特急券(上野〜ゆもと)(JR飯田橋駅)(予め往復チケットと座席予約は済んでいる。上述の通りあとで清算予定。)
    0円

  • 合計:0円


2002年12月27日(fri)

今年最後の営業日。金魚もご苦労様。
長生きなのである。

e-教室の基本ソフトを開発してくれた、
大手情報コンサル会社のベンチャー子会社N社のT社長が
忘年会に来てもらえるので、在宅ワーク支援C社のT社長と
I取締役を紹介する。

在宅ワークというジャンルについて、
ものすごく突っ込んだディスカッションがされる。
ベンチャー企業の社長同士の熱いストレートな議論を
みて感動する。長く続く協働関係の第一歩ではないか?

e-教室の忘年会は、学校教育の現場や大学での教育方法に
ついての実践教育をつむ方々と、出版社、新聞社の担当者
など、15名ほどが参加。来年は一段と、社会活動としての
レベルが上がっていくことを予感する。

T酒造のT氏がふらりと見える。前にも書いたが、
ネット書店コラマーのひとりで、酒と文化についての
造詣が深い。

相当景気が悪いなか、来年は「仮設性」という原点に返ることが
飲食業の進むべき方向ではないかという話になる。
そば、天ぷら、寿司、日本のファーストフードはすべて
屋台から始まったのである。カウンターとはその名残なのだ。
ゴージャスな内装、演出は遊園地じゃあるまいし…。

私はふと「売茶翁」のことを思い出した。江戸中期の京都で、
茶の湯のゴージャスさを批判し、僧侶さえもやめて、
門前の辻で一般人に茶を出した、自由人。
その精神が文人の伝統に繋がる。

T氏にその話をすると、とても面白がってくれた。
新しい、酒を飲むスタイルや、ティースタイル(茶道?)は、
路上の立ち飲みから作られるのかも。

来年のブックカフェの趣向として、店頭で小さなテーブルを出し
テイクアウトやスープの提供などを始めようと準備している。
店から出て行き、往来とのコミュニケーションを図るのだ。

今晩も試みに、店頭にスタッフが出ていると、あれれ次々と
お客さんが入ってくる。ここにニーズがあるのだな。
よし、来年の方向性が見えてきた。

本日の支出
  • ヘルシア会費(ジャックスカード)(クレジットカード自動引き落とし)
    9,975円

  • 朝日新聞購読料(朝日新聞販売局)(口座自動引き落とし(折半))
    1,963円

  • ソニー生命保険料(ソニー生命)(口座自動引き落とし)
    10,553円

  • アップルティ(AZブックカフェ/麹町)(C社とN社の打ち合わせにもつれこむ。)
    420円

  • e-教室忘年会(AZブックカフェ/麹町)(T酒造のTさんがひとりでふらり、そちらで話し込む。)
    3,500円

  • 赤ワイン(ロスバスコス)2本、料理2種(豆腐のグリル、鶏の燻製)(AZブックカフェ/麹町)(さらに妻が合流、忘年会が終わった後も、3名でボトルを2本!)
    4,000円

  • 合計:30,411円


2002年12月26日(thu)

銀行行脚。どこもかしこも混んでいる。
シティバンクだけは並ばないですむ。

東急ハンズでお正月飾りを購入。
「飾一」とは、女性が社長のお正月飾り専門の
ユニークな会社。昨年から、ここのものを購入している。
マンションのドアにつけられるよう、両面シールのプラスチック
フックがついてくるのだ。

京王線で、聖蹟桜ヶ丘へ。不動産コンサル会社によって
資料を受け取り、八王子のM病院へ。とても気持ちの良い晴天。
北野駅付近で、走行中の車中から、八王子市方面を撮る。

M病院では今年最後のミーティングと、個別面談。
来年に向けて、FPの仕事の枠組みが出来つつある。

「独立投資家宣言!」を紹介。トータルな相談を求める顧客と
業務を委託されたFPや運用者の長期の信頼関係こそが、
ビジネスの基本となっていく。

夜は、ブックカフェで2周年記念を兼ねた「どむか」忘年会。

イラストレーター(絵師)M氏の「かみしばい」が大いに受ける。
私の考えでは、M氏は、NY在住の「あおぞらアート」I画伯と
双璧だと思っている。型破りアーティスト。

コアメンバーで音羽の出版社のH氏と、「天国の本屋さん」などの
出版談義。ストリーミング技術もしっかと知り尽くした
ウェッブマスターHさんも遅れて登場。二人にM氏を紹介。

一番最後には、M氏の存在を発見した、S社のビジネス誌編集長の
S氏も駆けつけてくれて、「どむか」主宰のK氏と引き合わせ。
彼はN社のビジネス向け展示会の企画運営が本業。

ということで、フリーライター、イラストレーター、
ウェッブマスター、出版社、コンサルタント会社、映画会社、
フリーター、などなど、やわらかめの仕事をしている方々で
20名以上!「どむか」今年いちばんの盛況でした。

ありがとうございます。
来年もよろしくお願いいたします。

本日の支出
  • 日本経済新聞(クォーク)(口座引き落とし(折半))
    2,192円

  • パスネット(営団地下鉄飯田橋駅)
    1,000円

  • 住宅ローン支払い(みずほ銀行/飯田橋支店)(消費生活の中では、銀行の振込手数料や時間外引き出し手数料、口座管理料などは計上していないが、月間2,000円位はあるのではないか?めちゃくちゃ並んでATMで処理をして手数料取られるなんて、銀行って暴利だよな。)
    90,000円

  • お正月飾り 「飾一」製(東急ハンズ/新宿店)
    1,050円

  • 「どむか」会費(AZブックカフェ/麹町)
    5,000円

  • 缶ビールキリン毬花350ml いかくんせい 「マルチャン緑のたぬきそば」(サンクス/飯田橋)
    447円

  • 合計:99,689円


2002年12月25日(wed)

ほぼ一日いちかわ。

パンフ制作の打ち合わせ。

ネットでいろいろ調査して、日本社会において
テレワーク、SOHO、マイクロビジネス、フリーエージェント
インキュベーションという風に変化してきた、ビジネススタイル
の、ここ5年くらいのできごとを、自分なりにまとめてみる。

麹町のビルオーナーから、
新しい入居者が、不動産コンサル会社だと聞く。
社長は自分と同年のようだ。

この街には、高付加価値サービス業に従事する、
スモールビジネスがやはり似合っているようだ。

「独立投資家宣言!」を読み終わる。そこからの引用。

(伊藤)
〜この話は運用サービスも同じで、質の高いコンサルティングや
運用は、理解できる顧客にはだんだんわかってくるということですね。
良いものを作る職人さんと、優れた運用者は同じじゃないでしょうか。

(澤上)
全く同じですね。ファイナンシャル・インデペンデンスもそうだけど、
これからの生き様はそこが大切なんですよ。生活も経営も金融サービスも、
イージーに高コスト体質でやっていると限りなく大変なんです。
コスト意識は経済全般にとって重要なキーワードなんですね。〜

「生き様」のなかの「コスト意識」って表現、すごいなあ。

本日の支出
  • 鶏鍋定食(大戸屋/本八幡)
    724円

  • 缶入り飲料 緑茶「あがり」 アサヒ(自動販売機/本八幡)
    110円

  • イオカードチャージ(JR本八幡駅)
    1,000円

  • 豆乳プリン、コーヒー、ギネス、鴨葱のおこげ、ズブロッカ、チリナッツ(AZブックカフェ/麹町)(1月の営業具体案の打ち合わせ、そのあと近くのビルオーナーと情報交換。)
    3,780円

  • パスネット(営団地下鉄麹町駅)
    1,000円

  • 合計:6,614円


2002年12月24日(tue)

飯田橋のハローワークに行くと、それは
九段下の労働基準監督署だといわれる。

それは役所の都合だろうが!

労働保険の追加徴収(法律改正で10月1日分から)の
納付書が旧事務所住所から転送で届き、おかしいな
5月には、雇用保険(労働保険の一部)の年次手続きに際し
ハローワークで住所変更は済んでいるハズだが?

住所変更の手続きは、雇用保険と労災保険は別々なのだそうだ。
今や厚生労働省に監督官庁が一本化された、厚生年金と健康保険
のいわゆる狭義の社会保険のほうは、市ヶ谷の社会保険事務所に
いくのだ。ばっかじゃないのか。

九段下に行くと、住所変更の登記簿を取った法務局と同じ建物。
本当にこのムダ足には、腹が立つ。

プールにいって無心で泳ぐ。

9時頃会社にいる妻から電話。なんでも田口ランディの
メルマガに、友人の日本政治思想研究者K氏の講義のことが
出ている、と。坂口安吾の堕落論がいきなりでてくるのだ。

弱く生きる人間が社会を構成することについて。
このテーマは、最近医療や教育や金融の領域でも同じように
出てくる。個人の弱さの権利。弱い個人、主義。

夕食はごく質素に、ケーキと鶏と赤ワインで
メリークリスマス。

本日の支出
  • 切手(新小川町郵便局)
    90円

  • ハーブティー/ワイルドベリー(AZブックカフェ/麹町)
    420円

  • 不足分清算(営団地下鉄九段下駅)
    140円

  • 九段下〜神楽坂(営団地下鉄九段下駅)
    160円

  • 長葱、納豆、絹豆腐、手羽先、しょうが、オレンジケーキ、たまねぎ(よしや/神楽坂)(余りものをつかって、鶏手羽の中華風、オレンジケーキ生クリーム添え。妻が安ワインを買ってくる。)
    962円

  • 発泡酒 麒麟 淡麗 350ml(自動販売機/飯田橋)(プール帰り、ついに発泡酒現る。)
    150円

  • 合計:1,922円


2002年12月23日(mon)

良い天気だ。こんな日は、カフェで本を読みたい。

神楽坂には、なかなかいいカフェがない。
オールドビーンズコーヒー店や喫茶店どれも少し足らず。
満足いくのが、いまのところ唯一「モスシー」。

モスバーガーのやっているカフェで、
多分ここにしかない。「C=シー」は、カフェの頭文字らしい。

文教堂で、衝動買いしてしまったいくつかの本を、
ぱらぱらめくる。「大人のための東京散歩案内」では、
神楽坂の歴史を読む。太田和彦ばりのいい文章。
街歩きがしたくなる。

「自由人の祈り」の島田雅彦も違う意味でいい文章。
エッセイがむしろ詩のようだ。「いつもそばに本が」
というエッセイの末尾はこうだ。

「近頃、日本語の幼稚化にいっそう拍車がかかっている。
ベストセラーのラインナップを見るにつけ、暗澹たる気分になる。
みんな童話ではないか。分かりやすさの追求の結果が、
このざまである。

むろん、本を読まない若者ばかりを責められない。
中年も老人も紋切り型の磨耗した日本語しか受けつけなくなっているのだ。
どうやら、字は読めても、文章が読めない新しい文盲に
出版の未来は握られてしまったらしい。」

朝日新聞でごくたまに、光るような書評(エッセイ?)を
書く、高橋源一郎と同じように、じつにこれは見事な文章。
もちろんおふたりとも、小説は大して面白くないのだが。

家に戻って、メールで仕事。8時過ぎに会社に出ていた
妻から電話。クリスマス休暇直前の、パリとの電話のやり取り。
9時には出れるので、外で食べよう、と。

神楽坂は閑散としていた。クリスマスをあてこんだお店は
半分も入っていない。暦も悪いし、なにせ不況だ。
みんな、安いシャンパンとチキンの惣菜かなにかを買って
家で寛いでいるに違いない。

本日の支出
  • 「東京23区市街道路地図2003年版」「大人のための東京散歩案内 三浦展著」「小泉武夫の食に幸あり」「東京七福神めぐり」「島田雅彦詩集 自由人の祈り」新刊5冊(文教堂書店/飯田橋店)(クレジットカード支払い。小泉武夫の本には、板橋の「きくひろ」が出ている。)
    5,943円

  • メモ帳(AMPM/神楽坂5丁目店)
    157円

  • スモークチキンバーガー、コーヒー(MOS’s-C(モスシー)/神楽坂)
    997円

  • 生ビール、冷酒、鶏の和風グリル、鰻石焼、キャベツとかぶら、他(SHUN/神楽坂)(クレジットカードで支払い。ニューオープンの「分家」は休みだった。あれ、ここってこんなに美味しかったっけ。)
    6,610円

  • 合計:13,707円


2002年12月22日(sun)

日曜「カフェ」道家のSさんのバイト先を訪ねる。

代々木上原の駅の近く。
昔、笹塚に住んでいたときによく来ていた、
ニューウェーブ居酒屋(太田和彦氏が「新版 東京の居酒屋」で命名)
のひとつ、名店「笹吟」の2階であった。

ロイヤルコペンハーゲンのカップに注がれた
コクテール堂系の「オールドビーンズコーヒー」の香りが、
学生時代に入り浸った、今はなき駒場の「ル・バトゥ・イーヴル」、
目白に住んでいたときに通った、「ル・プティニ2」を思い出させる。

「投資独立宣言!」を読みすすめる。

夕方には、妻とスポーツクラブで1時間ほど、
ストレッチ、エアロバイクや筋力トレーニングなど。
習慣化しなければならない。

夜は、食材を買い足して、ポルチーニ茸の生クリームパスタ
冷奴キムチ添え、かぼちゃのバター煮、ローストビーフおろし添え。

赤ワインは、フランスのラングドック産。シラーと
グルナッシュとカリニヤンのブレンド。どうも、ぴんとこない。
輸入は、富山県の氷見にあるオーストラリアワインがメインの会社。
これまでこの会社のチョイスは、結構信頼していたのだが…。

「ガイアの夜明け」では、映画配給会社について、とてもよく
取材してある内容。妻の知り合いが多数登場。
買付と宣伝、熾烈なビジネスの世界である。

チャンネルを回すと、他のニュース番組で
「グローバル・ダイニング」が取り上げられている。
あれれ、これじゃ「ディズニー・ランド」じゃないか。

あるいは、大リーグのような人事制度を、
強烈な競争を促進すると評価する向きもあるが、
これはどうも、高度成長期の日本の会社内競争みたいだ。

猛烈サラリーマンが、自分の夢を託して
お気に入りの球団を応援していた、あの古きよき
「日本野球」時代のデジャビュ。

本日の支出
  • 不足分清算(営団地下鉄代々木上原駅)
    20円

  • 唯ブレンド レアチーズケーキ(珈琲 唯 /代々木上原)
    800円

  • 代々木上原〜飯田橋(営団地下鉄代々木上原)(国会議事堂前(溜池山王)経由)
    190円

  • 生クリーム、赤ワイン、かぼちゃ、豆腐、ローストビーフなど(キムラヤ/神楽坂)(妻が負担。)
    0円

  • 合計:1,010円


2002年12月21日(sat)

ニューヨークからのEメール、
ベトナム料理教室、
板橋のふぐ、という強烈な一日。

NY在住のI画伯から、私信のEメールが届く。

私信とはいえ、NY行きをすすめた、友人の
アーティストマネジメント会社社長のY氏と映画配給会社の
妻の3名あてへの、極上の文学作品といえる。
映画化も可能なほどのすごいパワー。

彼女の人生そのものが「あおぞらアート」という
芸術活動になっていると思うのだが、このEメールは、
私が知る限り、ここ数年で文句なく一番といえる
フィクション(短編)である。

大変な、クリスマスプレゼントだ。
「現実」と「虚構」がくるっと一回転したような感じ。

このフィクションは、今、この人生にリアルに働いている。
虚実の皮一枚のところにあるエクリチュールの見事さ。
熟成した、強いラム酒(スピリッツ)でも飲んだような気分だ。

これは、吉田建一の最良のフィクション「絵空ごと」
(人を食ったようなタイトル)と同じ地平である。

麹町に贋の絵を飾った洋館を造り、パーティーを
開くという大人の空想。ブックカフェのプロジェクトに
その精神(スピリッツ)が流れ込んでいるのだが。

昼から、ブックカフェでベトナム料理教室。
雨にもかかわらずキャンセル無し
20名もの参加者で大盛況。

ベトナムで「塩」を作っている人が参加されていて
話を聞くと、コーヒーや、パンのように塩も
フランス植民地時代に製法が伝わっているのだとか。
食材に関する興味が沸く。

1月からのブックカフェの運営について、話がまとまる。

夜は、この上ない美味。
年に一回、映画関係の飲み仲間で欠かさずに続けている
こぢんまりした板橋ふぐの会。
今年は参加者7名。

銀座や神楽坂などの店と比較して、大変リーズナブルにして、
美味なるふぐを堪能し、一年の締めを飾るに
ふさわしい気持ちとなる。

日本人だなあ。

本日の支出
  • カプチーノ(カフェクロワッサン/麹町店)
    336円

  • ふぐ刺、ふぐちり、雑炊、白子、から揚げ、あん肝、ひれ酒、生ビール。(きくひろ/板橋)
    10,000円

  • 缶ビール 一番絞り 300ML(自動販売機/飯田橋)
    300円

  • 合計:10,636円


2002年12月20日(fri)

一ツ橋の如水会館で、高校の
同窓会報の鼎談企画のセッティング。

日本とブラジルを舞台に「子供時代」を守る運動を
繰り広げている、教育実践活動家O氏。

隣の国立情報学研究所の助教授で、中高生のための
学習サイト「e-教室」主宰者のAさん。

Y新聞で、NIE(ニュースペーパー・イン・
エデュケーション)の責任者の大先輩O氏。

「教育の多様性」についての実り豊かな議論になる。
市民社会の成熟と教育への柔軟な対応について思うことが
たくさん生まれた。クリエーティブな時間。

速記者の方も、実に面白いとおっしゃっていた。
3月に出る紙面では部分的になるのは免れず、今回の記録は
何らかの形で、全部公開できないかということにもなる。

「学校教育」だけが教育ではない。
新聞も、インターネットも、カフェも、
あるいみでは「教育」的な文学実践活動なのだ。

その後、Aさんの研究室で、3月にはブラジルに
戻るというO氏にサイトを見てもらう。

セキュリティーがしっかりした
簡便な「ネットスクール」のソフトであるが、これを
全国の地域医療とか、さまざまな教育の実践活動で使って
もらえるよう無償で提供しようという計画があるのだ。

O氏は、まさに今こういうものが必要だったのだと、
メーリングリストに代わるツールとして高く評価。
2月にファーストユーザーとして、使えないかという話に展開。

二つの、オルタナティブな教育実践活動が、
アライアンスを組む瞬間である。

麹町でブックカフェの打ち合わせ。
家に帰って、さばの味噌煮を作って食べる。

本日の支出
  • 基本料金、Bフレッツ料金(NTT東日本)(口座引き落とし(折半、と思ったら自分の口座からだったことを発見、口座変更を願い出た。消費生活のおかげ、だ。))
    6,856円

  • 電気代(東京電力)(口座引き落とし(折半))
    3,215円

  • パスネット(営団地下鉄神保町)
    1,000円

  • みかん、さば、ツナフレーク缶、卵、納豆ほか(肉のハナマサ/麹町店)
    1,645円

  • イオカード(JR四谷駅)(チャージ)
    1,000円

  • 合計:13,716円


2002年12月19日(thu)

いろいろと相当ややこしい。
メールの文面を練り、いくつかのあて先に送る。
頭がショート。

ノートパソコンのウィルスチェックをしながら、
ソファーに横になる。頭がぐるぐる回る。

夜は、麹会といって、F社のメルマガオフ会をもとに
出来た、証券会社、ベンチャーキャピタル、監査法人
などの金融系の方々の交流会。

メインの幹事役は、かつてF社が講師を務めた
市ヶ谷にある法政大学の社会人向け講座「株式公開入門」
で熱心に聞き入り、市ヶ谷一帯にある社会人大学
(中央大学、日本大学なども)を「渋谷ビット・ヴァレー」に
対抗し?「イチ・ヴァレー」と称して受講生ネットワークを
作られていた、T氏。

麹会の名称は、ベンチャービジネスのサポートをするような
ベースになるようにと、長く続けようとブックカフェのある
麹町にひっかけてつけたもの。

夏までは毎月やっていたのだが、T氏が、T証券からE証券に
転職され忙しくなり、休会状態であった。来年の展開を期して
急遽、コアメンバーでの忘年会が決まった。

この界隈は、コンサルタント、弁護士、税理士、人材教育業
などの、高度サービス業が多いのだが、近くで会計事務所を
いとなんでいる、S氏がはじめていらっしゃった。常連の
飯田橋の大手監査法人のYさんとは、10年ぶりくらいで再会。

S氏が言うには、9月から以降、新規の話が全くこなかったが、
ようやく12月になって仕事が少しずつ出てきた、という。
忘年会どころではないのだと、経済状況の厳しさを痛感。

家で、持ち帰った脚本を読んでいた妻から連絡。
コードネーム「そばや」で、飲みなおす。
記憶失う。

本日の支出
  • 麹会忘年会会費(AZブックカフェ/麹町)(アットホームな忘年会、途中で呼び出し。)
    4,000円

  • くま笹焼酎そば湯割、つくね鍋、ほか。(酒蕎庵「まろうど」)(妻のおごり。つくね鍋が絶品。)
    0円

  • 合計:4,000円


2002年12月18日(wed)

ほぼ一日、本八幡(もとやわた)。

勤めを辞めて、半ば独立的になったのが、97年だから
もうすでに5年以上になるわけだ。オフィスにずっと
つめているというのは、結構苦痛に感じられる。

今の自分は、自宅のノートパソコンの前でメールの返信を
書いているときか、電車に乗って移動しているときが時間が長い。

通信と交通の高度な発達によって可能になった
ふわふわした仕事のスタイルだが、結構多くの人が
そういう仕事のスタイルになっているのではないか?

アメリカでは、こんな感じの擬似的なマイクロ自営業者が、
「フリーエージェント」というスタイルとして、
捉えられ始めている。日本でも爆発的に増える
予兆がある。

昨晩の忘年会で、独立(したばかり)系のFPのT氏が、
絶賛していた本を購入。見方を変えれば独立系FPの
応援歌でもあるという。

日本で唯一といえる、長期ファンド「さわかみファンド」
を運営している、カッコいい大人の澤上さんと、
法政大学で哲学の講師もしている著名FPの
伊藤宏一さんが、ワインを飲みながら澤上さんの
オフィスで対談した。

実は、澤上さんのオフィスはブックカフェの近くで、
時おり颯爽と歩く澤上さんと道ですれ違う。
マネー雑誌でもおなじみの伊藤さんも、
あってお話をしていると、とてもユーモアがあって、
間のとりかたが絶妙。

金融の専門家というよりも、味のある生き方をしている
人生の先輩、おふたりである。「ファイナンシャル
インディペンデント」とはいい言葉だ。

夜はプールで泳ぐ。7時前後は、コースを独り占めできる。
泳ぎながら考える。「独立自営農民」って西洋史の
言葉があったなあ。

本日の支出
  • タンメン、半チャーハン(香港酒苑/本八幡)
    700円

  • 新刊「独立投資家宣言!」(ときわ書店/本八幡)
    1,680円

  • 缶入りお茶「凛 中国緑茶」(自動販売機「いちかわ情報プラザ」/本八幡)
    110円

  • 不足分清算(JR飯田橋駅)
    110円

  • 合計:2,600円


2002年12月17日(tue)

活動的な一日となった。

ブックカフェを経由して、四谷からJR中央線に乗り、
三鷹へ。前回すっかり勘違いをした、C社の取締役会が
今度は間違いなく、「三鷹産業プラザ」である。

C社は、ここでSOHO企業の在宅主婦支援の相談、
コーディネーターとして業務を行っている。

私は、F社のインキュベーション・マネージャーの
業務として「いちかわ情報プラザ」のパンフの製作に
携わることになり、あらためて施設の資料を集めた。

隣には、この施設の第2期工事が始まっており、
駅前の実験的なSOHO向け「パイロットオフィス」
しかなかったころからみれば、ずいぶんと変わったと思う。

ランチミーティングで、C社の来期に力を入れる
eコマースや、eラーニングなど分野についての
意見交換。同社も急速に変化しつつある。

次は、八王子のM病院へ。不動産の専門家を紹介。
こみいった法人のFP相談。そのあと「年金」を巡っての
スタッフ向けのセミナーを実施。熱心な質問が出る。
個別相談のニーズがあることを実感。

京王線で、夜またブックカフェへ。FPの人たちを中心とした
早稲田の勉強会の忘年会。国際経済の専門のY先生、
世話人の経営コンサルタントT氏、などすっかりご無沙汰して
しまった皆さんに、お詫び。

宅建の講師もやられるFP会社経営のK先生、信託銀行を退職し
相続や年金を得意分野として独立したT氏と、FP業界の行方に
ついて、話が盛り上がる。

そこに現役でM信託銀行で、年金運用を仕事にされているM氏が
加わり、さらに話が年金制度の行方へとヒートアップ!

おっと、M氏の赤ワインのグラスを倒してしまった。
疲れのせいか、酒の回りがハヤッカッタのです。

Mさん、ズボンを汚してしまい、大変失礼しました。

本日の支出
  • 不足分清算(JR三鷹駅)
    100円

  • ユチャチャ(柚子茶)(フレッシュネスバーガー/三鷹南口店)(うまい!)
    273円

  • ポーク西京焼き膳、ドリンクバー(ビルディ(すかいらーく)/三鷹)(C社の取締役会、ランチミーティング)
    0円

  • イオカード(JR三鷹駅)(チャージ)
    1,000円

  • カフェオレ、カフェロール(ベローチェ(シャノワール)/八王子)
    294円

  • パスネット(京王八王子駅)
    1,000円

  • 忘年会会費(AZブックカフェ/麹町)(ビンゴでPC用スピーカーがあたった。)
    5,000円

  • 焼酎「神の河」300ml(サンクス/飯田橋)
    546円

  • 合計:8,213円


2002年12月16日(mon)

京都には行かなくても良くなった。
メールのやり取り。資料の作成。

ブックカフェで、営業状況の確認。
年末のイベントを、メールマガジンにして
流すことにする。

12月16日は、2年前のこの日、土曜日で
プレオープンをした日だった。
つまり3年目の一歩目を踏むことになるのだ。

早速、これまで10年以上、実にセンスのあるイベント、
プロジェクト、アーティストサポートを続けている、
宣伝企画S社のYさんから、「誕生日おめでとう!」のメール。

「3年目、いよいよこれからですね。」とは、
経験に裏づけされた、深い一言。感謝。

資本と経営について、いろいろ考えた一日。

本日の支出
  • コーヒー(AZブックカフェ/麹町)
    420円

  • サーモン、サラダ菜、えのきだけ、大根、生クリーム、せんべい他(肉のハナマサ/麹町店)
    1,890円

  • 合計:2,310円


2002年12月15日(sun)

今日も天気が良い。

昨日残したメールのやり取り。
それから、家事。

ごみをまとめ、新聞紙を束ね、缶とペットボトルと瓶をわけ、
マンションのごみ置き場に持っていく。

トイレと洗面所の掃除。
和室のPCを載せた「ちゃぶ台」の上を片付ける。
各部屋、廊下の床に掃除機をかける。

映画二日目の様子を見に出ていた、妻から電話。
夜は、外で食べよう、と。「すっぽん鍋」で、身体が暖まる。
元気が出てくる。

家に帰って、残っていた焼酎をお湯割にして飲みながら、
「ガイアの夜明け」を見る。大田区の町工場の奮闘ぶり。
日本の会社の99.2%は従業員10名以下の中小企業。
年商が10億くらいというのが典型的。建物も決してしゃれてない。

ある、プル缶の蓋を作っている会社は、従業員10名ほどの家族経営。
しかし、世界中で使われている、独自の技術。

この缶詰を知ってもらおうと、自家製のおかゆをいれて、
販売しているとか。なんか、腕のいい職人が商店街の一角で
自家製ケーキでも売っている感覚。

登場人物がみな、生き生きと仕事に取り組んでいる。
大手企業には、負けてはならぬ。元気が出てくる。

本日の支出
  • 生ビール、冷酒(「琵琶の長寿」など)、すっぽん鍋、他(もん/神楽坂)(家事の対価?)
    0円

  • 納豆、卵、つまみこんぶ、桃山2個、他(キムラヤ/神楽坂)(このあと、家で「久三郎」)
    0円

  • 森の水だより(ミネラルウォーター)2L×6本(キムラヤ/神楽坂)(備蓄用)
    554円

  • 合計:554円


2002年12月14日(sat)

神楽坂に引っ越して二年半だが、
北東の方向を散策したことはなかった。

天気もいいので、気分転換にと小石川寺町方面に
でかけた。神田川を越え、伝通院へとあがり、
善光寺坂を下る。

幸田露伴や、永井荷風の住まいもあった辺り、
いまは、静かな住宅地である。

下った先は、柳町。白山と後楽園の間である。

オリンピック、セイフー、伊勢丹クイーンズシェフと、
大型商業施設は、全てマンションの1階にある。

かつての駅前商店街は、解体しつくし、そのあとが、
大型マンションや、その工事中の鉄骨や準備中の更地に
変わっている。無残である。

妻の携わった映画が初日である。
飯田橋からJRで渋谷へ。山手線の中からすでに満員。
ハチ公前から、道をすすむ際もすし詰め。キチガイじみている。

映画は、伝統工芸品のような静かさのうちにも情熱の
こもった逸品。ジャンヌモローの演じる作家デュラスにとって
愛とは、書くこと(エクリチュール)そのものであったことを実感。

映画のあとは、株主の一人とブックファースト1階の喫茶店で
ミーティング。うちに帰って、缶ビールを飲みながらメールを打つ。

打ち上げのあとの妻から携帯に電話があり、
近所の行きつけのバーで合流。

あ、かなり酔っ払っている。お酒は一杯だけ。
それから、大量のヴォルビック。
さ、つれて帰ろう。

本日の支出
  • ロースかつバーガー、野菜のかぼちゃスープ(モスバーガー/神楽坂下店)
    525円

  • ハーブティー(カフェ・マ・メゾン/渋谷ブックァースト1階)(株主K氏と打ち合わせ。)
    700円

  • 洗顔フォーム、歯ブラシ、うがい薬(マツモトキヨシ/渋谷パート2店)(店の前の人の渋滞は、満員電車のよう。)
    955円

  • 高菜ラーメン(桂花ラーメン/渋谷センター街店)
    700円

  • タラモアデュー(ストーンペーブメント/神楽坂)(酔っ払いの付き合い。)
    1,200円

  • 缶ビール サッポロ黒ラベル350ml(サンクス/飯田橋)
    207円

  • デュラス 愛の最終章(ルシネマ/渋谷Bunkamura)(妻の招待)
    0円

  • 合計:4,287円


2002年12月13日(fri)

正念場、というか土俵際というか、土壇場、かな。
まあ、いろいろある。

ほとんど、家でメールのやり取り。
昼過ぎにキッチンの水栓部品の交換の工事に立会い。

夜、1時間ほどみっちり泳ぐ。

ラウンジで、コーチングの本の残りを読もうと入ると
近くの大手取次の社員と思しき、50代のおじさんばかり
10名ほど、ガード下の「焼き鳥屋」状態。

この立地だと夜の客層を想像できて、確かに絶対に
カフェにはならない。麹町は、案外ラッキーかも。
長く続けることだ。

寝る前に、いろいろ考えごと。自分の仕事が大体5つほどの
領域というか、方向、方面に整理されつつあることを実感。
来年からの5カ年計画でも作ろうか?

本日の支出
  • 生ビール(ヘルシアラウンジ/江戸川橋)
    380円

  • 合計:380円


2002年12月12日(thu)

朝、麹町でF社の月例取締役会。
市川ではじめた事など、いくつかの議題と経済情勢に関する
意見交換。

昼、新宿で「マンション管理組合」向けでは一番有名な
親しいファイナンシャルプランナーのS氏と、
食事をしながら情報交換。

売れっ子の彼は、昨日は熊本で、明日は網走である。
まさに師走。

都営新宿線のルートを使い、本八幡に。
昨日同様、「いちかわ情報プラザ」で「i-LNC」のS氏と
ミーティング。

「i-LNC」は、施設運営のためのNPO法人だが、
入居者のビジネス展開を促進するのが仕事である。
いってみれば、テナント管理。この仕事は、妙に懐かしい。

ブックカフェで店長のS君と打ち合わせ。
そのあと、主要株主との打ち合わせが予定されていたが
流れる。焦る。

そこで、ここのところ意思疎通の図れていない妻と
新しく出来た寿司屋で夜の食事をとろうと神楽坂へ。

赤坂あたりに多くなっている、回転寿司ではない
漁港から直接仕入れているようなリーズナブルな
寿司屋かと目したのだが。

ネタは生臭く、酒も不十分。NG。

本日の支出
  • マイライン DIONインターネット接続サービス(KDDI)(口座引き落とし(折半))
    4,723円

  • イオカードチャージ(JR四谷駅)
    1,000円

  • ランチコース春巻き盛り合わせ 牛肉のフォー ライチ(ヴェトナムアリス/新宿ルミネ)(三笠会館のやっていたパオディンのあとに登場)
    1,575円

  • 不足分清算(都営新宿線本八幡駅)(急行への乗り換えミスで思いのほか時間がかかる。)
    30円

  • パスネット(営団地下鉄飯田橋駅)
    1,000円

  • 新刊「ヴェトナムの料理とデザート」(AZブックカフェ/麹町)(イベントが楽しみだ。)
    1,260円

  • 生ビール、白ワイン(AZブックカフェ/麹町)
    1,102円

  • 刺身、にぎり、冷酒(多聞300ML)(すし好/神楽坂)(負担金)
    3,000円

  • 合計:13,690円


2002年12月11日(wed)

本八幡の「いちかわ情報プラザ」へ。

インキュベーション・マネージャーの仕事の現場打ち合わせ。
運営をしているNPO法人の事務局S氏と、サポートするF社のN社長と
公式パンフレットをきちんと作ることが必要ではないかという
方向に。駅前の好立地の新しい建物でびっくり。

夜は、水泳。精神のバランスが必要。

夕食は自分で作って食べる。
これも精神のバランスをとるために必要。

本日の支出
  • 定食 なんとか御膳とかいう小天丼とうどんなどがついたもの(ニュートーキョー庄屋 本八幡)(F社のN社長とミーティングがてら)
    0円

  • キムチ、せんべい、豚バラ肉、納豆、豆腐、ブロッコリー、牛乳など 缶ビール キリン一番絞り(毬花)350ml(キムラヤ/神楽坂)(夜ご飯は、豚バラキムチ。)
    2,181円

  • クリーニング代(イチカワランドリー牛込店/新小川町)
    2,835円

  • 合計:5,016円


2002年12月10日(tue)

麹町を経由して、四ツ谷から、新宿でのりかえて、京王八王子へ。

1時間ちょっとの移動。江戸時代であれば一日歩く距離である。
江戸城の基点から、内藤新宿を経て、八王子宿まで、甲州街道の
代わりに高速化された鉄道を使う。

今日はそれを往復。通信と交通は恐ろしい変化を遂げている。
生活におけるスピード。

今日は、M病院で職員向けのセミナーの第一回。
「給与明細で判るやさしい社会保険」というテーマ。
10名ほどの参加者。終了後に個別のちょっとした相談も。
FPの相談の仕組として、手ごたえを感じた。

夜は、ブックカフェで、若手の出版社社員の交流会というか、
40歳前後の出版界の経験豊富な男性と20歳半ばの総合出版社の
新人たちの合コンといった雰囲気に。

先に来ていた、会の中心人物の取次A社のKさんと、
私たちの世代が次の世代になにか伝えられるとしたら、
30代までに蓄積した、たくさんの経験(「臨床」という言葉を
使っていた)が身体を通ってきたからであるとの話をする。

その後、絵本出版社N社のT氏につづき、若手登場。
牛込の出版社SのOさん、駿河台の出版社SのOさん、
猿楽町の出版社SのOさん、みんな頭文字が同じじゃないか。

男性では、一番町の出版社Pの新書担当のM君。
だいぶ遅い時間なので、こちらはすでに酔っ払い。
京都のカフェの話をしたような…。

本日の支出
  • ハーブティー オーチャードフルーツ(AZブックカフェ/麹町)
    420円

  • 天ぷらソバ(新和そば 立ち食いそば/京王新宿駅)(なんと余裕のないことだろう。再登場の立ち食いそば。準特急発車前5分。)
    300円

  • 不足分清算(京王八王子駅)
    100円

  • パスネット(京王八王子駅)(毎日買っているなあ。)
    1,000円

  • プリンター用ペーパー1包(オフィスデポ/四ツ谷店)(例の山王書房との合同店舗)
    367円

  • ギネスビール、白ワイン、赤ワイン、料理数種(AZブックカフェ/麹町)(お勧めのスペシャルで「マグロのかま」「牛タンの炙り焼き」が美味)
    4,000円

  • ハナマルキなめこ汁、こんぶおにぎり(セブンイレブン/飯田橋)
    225円

  • 合計:6,412円


2002年12月9日(mon)

雪の日。激寒。

1時半に、香りのプロデューサーTさんが、その若い友人の
カラーコーディネーターTさんを誘い、ブックカフェに。

五感にまつわる仕事をしている女性のネットワークを
作るのだという。香りのプロデューサーは相変わらず
バイタリティーたっぷり。

「本を手に取りたくなりますね」と、ブックカフェの空間を
気に入ってくれた若いTさんは、「黒糖ショコラ」も絶賛。

引き続き、ベトナム料理の写真家Aさんと、フォトブックの
打ち合わせ。あとをSシェフに任せて、市ヶ谷に。

市ヶ谷では、保険会社N社のセミナー受講。急に立川の社長のアポが
とれたので、早めに切り上げ、JR中央線で立川へ。夕方に雪雲の第2陣が
やってくるのだとか。モノレールは止まらないだろうか?

立川の検査会社T社の社長&部長とは、5年来のお付き合いである。
秋に伺えずに、従業員向けFPセミナーの実施が遅れていた。
とはいえ、年内はレイアウト変更もあり、断念。
次は、1月に伺うことに。

どこでもそうだが、不況の真っ只中。そういうなかでの
真の営業力について、意見交換。事業の性格も、いずれはどのジャンルでも
ただ物を売るのでなく、サービス業ということになるだろう、と。

あとは医療や保険のジャンルの激動状況話に。
寒い。ほんとに。でも春は必ずくる。

本日の支出
  • 飯田橋〜麹町 不足分(営団地下鉄飯田橋駅)
    60円

  • 振込手数料(千代田一番町郵便局)(古書「<世界史>の解体」分の振込)
    70円

  • ハーブティー レッドジンジャー(AZブックカフェ/麹町)(打ち合わせ)
    420円

  • 80円切手5枚(千代田一番町郵便局)
    400円

  • ココア、クリムホーン(菓子パン)(ターリーズ市ヶ谷店)(靖国通り沿いに出来た。味、雰囲気、スタッフ、どれもNG。)
    483円

  • パスネット(都市多摩モノレール立川駅)(朝は止まってたんだよなあ。)
    1,000円

  • 麻婆豆腐セット、グラスビール(陳建一麻婆豆腐店/立川グランデュオ)(立川にくると中華街。初めて入った人気店もこの天候だと閑散。いきなり杏仁豆腐もいかがですか、とはうるさい。)
    1,312円

  • 茶漉しつきマグカップ、茶缶、ジャスミン茶100g(悟空グランデュオ/立川)(念入りに店を見回せて、思いっきり安いものだけ購入。しかしレジの女の子は笑顔。ほっとする。)
    1,417円

  • イオカード不足分チャージ(JR中野駅)(東西線経由で帰ろう。)
    1,000円

  • 合計:6,162円


2002年12月8日(sun)

午前中は、メールのやり取り、文章の作成など。
忙しさがつのる。

ウェッブアクロスの「Who's Who」で「ユトレヒト」
オーナーのE氏の記事がアップされている。私は勝手に
「本屋活動家」の第一人者だと思って注目している方。

見入ってしまい、いろいろと発見があり、「ブックカフェ」
について考察もしたのだが、省略。今日は多摩センターまで
行かねばならない。これだとぎりぎりだ。

多摩センターのFP事務所S社で、打ち合わせと、顧客N氏の相談。
こみいった状況は、お会いしてよく耳を傾けて聴くことから
しか、解決が出来ない。

帰りの車中で「コーチング・バイブル」を読む。
副題が、「人がよりよく生きるための新しい
コミュニケーション手法」とある。冒頭には、傾聴のスキル。

優れた占い師や心理カウンセラーもそうだが、
基本は親身に人の話を聴くことである。
これは「文学的」実践でもある。

本日の支出
  • イオカード(JR飯田橋駅)(チャージ)
    1,000円

  • 不足分清算(京王多摩センター駅)
    210円

  • パスネット(多摩都市モノレール多摩センター駅)
    1,000円

  • ブレンドコーヒー(ベローチェ/神楽坂)(待ち合わせ)
    157円

  • 生ビール、刺身盛り合わせ、日本酒3合(土佐鶴など純米吟醸の冷酒)真鯛かしら、ゆばと青菜の炒め煮、ざる豆腐、ほか(てしごとや霽月/神楽坂)(分担金、新しくオープンしたリーズナブルな鮨屋が入れず、久しぶりに出向く。和風創作料理系大型店ではいちばん。)
    3,000円

  • みかん、納豆、たまご、牛乳ほか(よしや/神楽坂)(分担金、食材を買って帰る。)
    1,000円

  • 合計:6,367円


2002年12月7日(sat)

冷たい雨の一日。

メールでの仕事に時間を取られる。
気づくと平気で3時間くらいは経っている。

メールを読み、メールを練る作業は、
手紙と電話の中間の言説手法かもしれない。

しかし楽なものではない。人と会って、面談をしたり
会議をすることと比べてもずいぶん気を使う活動である。

そのあと洗濯、洗面所の掃除、台所の掃除などの
家事に時間がかかる。これもまた重要。

夜は、グルメの友人映画会社T社のYさんが幹事で、
妻の誕生日パーティーを、新丸ビルのオザミでの予約が
取れたというので、期待を込めて参加。

呑み助の仲間から、映画会社H社のIさんと、
テレビ会社F社のEさんが選りすぐられ、
5名で乗り込む。

ただ、なにかちょっと違う。

前菜のズッキーニのフレッシュさもメインディッシュのえぞ鹿
のローストにごぼうソースのあわせ方も一流なのだが、
客層?スタッフ?造作?天気?体調?

どうも何かが違う。

本日の支出
  • 飯田橋〜東京(JR飯田橋駅)
    150円

  • 東京〜飯田橋不足分(JR東京駅)
    110円

  • お任せコース(オザミトウキョウ/丸の内)(分担金?)
    15,000円

  • 合計:15,260円


2002年12月6日(fri)

(出来上がったコメントが保存ミスで消えてしまった、トホホ、もう一回)

忙しい一日。

税理士さんとのミーティングでブックカフェに。

今朝は、世界的なMBAホルダーの同窓会「グローバルタスクフォース」
の朝食会「アーリーバード」の日であった。

若い意欲的なビジネスマンたちが、月一回集まって勉強会をする
会場として、ブックカフェが選ばれているのを光栄に思う。
ロンドンのシティでも開かれているらしい。

歯垢チェックで通っている歯科を経て、渋谷の馴染みの美容室へ。
こちらは2ヶ月ぶりか。すでに7年くらい担当してもらっているIさん
は、先月パリに旅行したという。パリのカフェの最新動向について。

八王子のM病院でミーティングと、個人相談1件。京王線の車中で
「ビジネス・インキュベーション」の本を読む。どうやらこれは
教育業らしい、と考えると「ぴん」と来た。

「ビジネス・インキュベーション」も「ファイナンシャル・
プランニング」も「コミュニケーション手法」としての
「コーチング」をベースとした「教育」のプロセスだと考えると
いいのだろう。前から気になっていたCTIジャパン翻訳の本を購入。

とんぼ返りで麹町へ。財)マイクロビジネス協議会の事業企画で
SOHOエージェントでもあるC社の担当に、大学時代のバイトの先輩の
Kさんがなったのだ。情報交換。

「どむか」で気のあった若い友人、牛込O社のYくんたちと神楽坂で飲もう
という企画。女性陣は、O社のAさんと友人のTさん。
揃っては初見のK兄弟、辞書担当のSくん、みな20代後半。

楽しいお酒。

本日の支出
  • 治療費(半蔵門歯科/半蔵門)(定期的チェック)
    620円

  • パスネット(営団地下鉄半蔵門駅)
    1,000円

  • ヘアカット(ジャックデサンジュ/渋谷)(クレジットカード、担当のIさんとはすでに7年くらいのお付き合い)
    4,725円

  • 飯田橋〜麹町(営団地下鉄飯田橋駅)
    160円

  • 牛丼並盛(吉野家/渋谷)(「109」近くの極めて回転のいい吉野家。スタッフの手際は神業。)
    280円

  • ブレンドコーヒー(ルパ/京王八王子)(時間調整で、「ビジネス・インキュベーション」を読みきる。)
    210円

  • 「コーチング・バイブル」東洋経済新報社(啓文堂京王八王子店)(クレジットカード、久しぶりにビジネス書。広い意味で仕事のために購入。)
    2,625円

  • 生ビール(AZブックカフェ/麹町)(損保会社S社のK氏と急遽ミーティング。おごり。)
    0円

  • 生ビール、焼酎、日本酒、料理いろいろ。(もん/神楽坂)(リーズナブルでかなり美味しい、満足。再登場の隠れた名店。)
    3,000円

  • 久三郎 720ml 1本(キムラヤ/神楽坂)(ついつい。)
    1,134円

  • 合計:13,754円


2002年12月5日(thu)

ストレスフルになり、ダウン。
日曜日が仕事になりそうなので、休息日にしようと考えたが、
そうもいかず。

昼過ぎからこみいった案件のメールや電話のやり取り。
気づくと暗くなっている。おいおい。

スポーツクラブに泳ぎに行く。一番の気分転換。
近くのビルの会社に勤める、株主のK氏と彼がいつも同僚と
ランチあとのお茶をするというラウンジで会う。

この施設は、とある健康保険組合の持ち物なのだが、
組合員のためだけだと場所も場所だけに充分な活用が出来ない。
そこで、スポーツクラブをアウトソーシングしたら後背地の
文京区のシニアがこれを支え、飲食機能は近くのサラリーマンが
これを支えることになった。

立地に着目した収益のとり方について考える。

妻の仕事の展開が上向きになってきたようで、引き続き、
スペイン料理(といったもワインにタパス)を楽しみつつ
いろいろな話、映画、仕事、文化。

「<世界史>の解体」は彼女も関心があるという。
もう一人の対話者、西谷修氏はフランス思想研究者で
フランス映画を扱っている仕事柄も注目なのだ。

本日の支出
  • スイムキャップレンタル(ヘルシア/江戸川橋)(あ、忘れた。)
    210円

  • 生ビール、ピザなど(ヘルシアラウンジ/江戸川橋)(株主K氏に、ブックカフェで借りていたMOドライブを返す。)
    750円

  • 白ワイン、生ビール、ボトル赤ワイン(リオハ) タパス4品ほど(エル・カミーノ/神楽坂)(イカのフリートスが実に旨い。)
    5,000円

  • おにぎり他(セブンイレブン/飯田橋)(妻が購入。鳴く。)
    0円

  • 合計:5,960円


2002年12月4日(wed)

午前中、様々な個人からのメール、メールマガジン、
メーリングリスト、BBSの発言をチェックして終わる。

メーリングリストでは、いくつか盛り上がっているのがあり、
見事な文書引用や、表現に触れ、勇気付けられる。

「コンビニ的」「カフェ的」のほかに考えるのが、
人の集まりの種類における「カイシャ的」「おみせ的」である。

似たような意味があるのだけど、「カイシャ」の組織は利益追求型で
「おみせ」にあつまるお客さんは、消費以上に会話などの
コミュニケーションを求めるというわけ。

ネットの自由なコミュニティーは、バーチャルであっても
「おみせ的」「カフェ的」なのではあるまいか。

昼過ぎ、Sさんと打ち合わせ。派遣で経理の仕事が決まったSさん
は、日曜日には代々木上原の喫茶店で、毎週バイトをするとか。
日曜「カフェ道」家である。

夜は、スーパー書店員A氏、酒会社研究員T氏、放送局Wさん、
大手書店MのUさんと濃いメンバーが一堂に会して、
プロジェクト会議。

ネット古書店の特徴や貸し本業の隆盛など「本」を巡る様々な
話が自由闊達に繰り広げられる。

本日の支出
  • ガス料金(東京ガス)(口座引き落とし(折半))
    4,224円

  • インターネット接続料メールアドレス(DION)(KDDI)(口座引き落とし)
    1,764円

  • ハーブティー(AZブックカフェ/麹町)(Sさんと打ち合わせ)
    420円

  • ピーマン、納豆、缶詰各種(肉のハナマサ/麹町店)(思うところあって缶詰を買い込む。冬眠ではない。)
    2,439円

  • 生ビール、ワイン、料理3品ほど(AZブックカフェ/麹町)(A氏が高熱、早めに切り上げる。)
    2,000円

  • 不足分追加(営団地下鉄麹町駅)
    110円

  • 合計:10,957円


2002年12月3日(tue)

大手町の銀行へ。

ついでに「どむか」主宰のK氏がこの近くで働いているので会う。
彼の所蔵の「ワイヤード」バックナンバーをブックカフェ
で販売する話。

麹町に移動して、店長のS君と営業戦略の打ち合わせ。
ランチ時に、店頭で暖かいスープをサービスするのは
どうだろう?とか。

一度自宅に戻り、夜8時に再度待ち合わせ。

高校の後輩の広告代理店H社文化事業部勤務のTさんが、本好き、
映画好きを集めるというのだ。H社の女性Yさん、Wさんと、
テーマパーク業界の男性おふたり、計5名がみなB型という
個性的な?集いである。

最後のほうで妻が合流、
Yさんとは仕事であったことがあるという。

他の席も埋まっており、にぎやかな夜。

3年ぶりのご無沙汰のあとの突然のTさんからの連絡だったので、
何か事情があると思ったら、案の定、結婚するのだという。
めでたい。

こちらがお祝いすべきなのだけど、逆にご無沙汰の非礼を詫び
おごってくれるという。
うれしい。

本日の支出
  • パスネット(営団地下鉄大手町駅)
    1,000円

  • かけそば(ゆで太郎/一番町店)(素ソバのみの簡単な昼飯)
    220円

  • ビール、ワイン、料理、スイーツなどなど(AZブックカフェ/麹町)(サラダ類、スイーツに女性陣から歓声あがる。Tさんよりおごり)
    0円

  • 赤ワイン(ジェイコブクリーク)ボトル(サントク/飯田橋)(ほぼ私が出して購入、ほぼ全て妻が飲む。コンビニでオーストラリアワインを買ってスペインのパプリカが販売促進グッズでついてくるとは…!)
    1,000円

  • 合計:2,220円


2002年12月2日(mon)

朝起きるとき、大きく深呼吸をし、身体をゆっくり伸ばし
できれば肩を何回かまわす。最近の「目覚め」の儀式である。

上半身のストレッチや筋力のトレーニングの成果か、
身体が柔軟になった気がする。それで呼吸が変わったのか。

しかし現実は相変わらず、膠着している。世の中じゅうに
トラブルが満ちている気さえする。

ランチの時間に一度ブックカフェに寄る。
売上状況のチェックなど。

FP相談者のH氏と待ち合わせの赤坂まで時間があるので歩くことにする。
途中で雨が降り出す。傘を買おうかと
プリンスホテルの近くのコンビニの前に。

ふと、一件確認の電話をしようと、FP相談者のIさんに電話。
結局30分話をする。雨は止んでしまった。
(これだから携帯の料金が跳ね上がったのだな。)

Iさんとは、京橋の弁護士事務所に。帰り道、地下鉄駅上の飲み屋で
軽い食事をとりながら、ミーティング。立ちのみコーナーはいるが
テーブル席はまばら。

麹町に戻る。クリスマスの演出、その他作業。
昼と打って変わって、夜の客足が…。
月曜日だからな。苛立ち。

家に戻ると、妻から電話。コードネーム「おでんや」へ。
10時を回っている。え、ここも閑散としている。
おいおい、12月だぞ。

飲み足りない!とお定まりの7席のバーカウンターへ。
満席。でも、隣の席では、近くの飲み屋のバイトの女の子が、
今日はヒマなので、お店から「早帰り」を命じられたのだとか。

まったく、ほんとに厳しい。

本日の支出
  • 長期投資ファンド(さわかみ投信)(口座引き落とし)
    10,000円

  • 携帯電話料(NTTドコモ)(なんで5000円近く通話料が上がったのか?)
    14,784円

  • 切手代(速達含む)2件(新小川町郵便局)
    590円

  • 古書1冊「<世界史>の解体」(まつおか書房/八王子)(ネット「日本の古本屋」利用。またしても酒井直樹。以文社の出版。しかも西谷修との対談。)
    1,915円

  • ランチ(鶏味噌カツ)コーヒー(AZブックカフェ/麹町)
    1,000円

  • ホットショコラ(カフェドクリエ/赤坂山王店)(FP相談者H氏と待ち合わせ)
    294円

  • 生ビール、カキのグリルなど(スナックモルチェ(明治屋直営)/京橋)(H氏とミーティング。ご馳走になる。)
    0円

  • 生ビール、豚トロ&温泉卵(AZブックカフェ/麹町)(近くのビルオーナーと情報交換、ビール一杯おごる。)
    2,047円

  • 焼酎お湯割 しめさば ハラス焼 いいだこふくめ煮 ほか(ちょうちん/神楽坂)(妻と折半)
    2,000円

  • スコッチ、バーボン各一杯(ストーンペーブメント/神楽坂)(妻のおごり。)
    0円

  • 合計:32,630円


2002年12月1日(sun)

ついに12月。年末、あっという間だった。

日曜日であっても、というかだからこそ
仕事のメールのやり取りで時間を取られる。
休日もあっという間。

夕方には、妻とスポーツクラブへ。
閉館まで時間がないので、プールをあきらめ
筋力トレーニングとストレッチのみ。

小雨が振り出すが、美味しい食材を求め、
坂を登り丸の内線をこえ10分ほど歩く。
このあたりでは一番の大型高級スーパーへ。
ふたり、大荷物を両手にぶら下げて戻ってくる。

天然ぶりのかまを塩で焼き、生たらこを少し炙り、
菊水の辛口を、ぬる燗、そしてロックで。

テレビでポリーニがショパンの24の前奏曲と、
ドビュッシーの前奏曲集VOL.2を演奏するのを偶々聴く。
老境に入って冴え渡る、ポリーニの名演である。

本日の支出
  • キリン「アミノサプリ」(自動販売機(ヘルシア内)/江戸川橋)
    120円

  • 菊水辛口720ml、エビス缶ビール500ml、ぶりかま、生たらこ、ほうれんそう、ざる豆腐、胚芽米など(サントク/茗荷谷店)(大量に食材を買い込み、ほぼ折半)
    3,400円

  • 合計:3,520円


Sample #053

37歳 男性/ブックカフェ経営&ファイナンシャルプランナー

1965年3月11日
血液型 :O
身長  :170cm 体重:56kg
居住地 :東京都新宿区 妻(映画配給会社勤務)と2人暮らし

給与収入:月約50万円

アルバイト収入

仕送り

親からの小遣い

家賃:9万円(持ち家:住宅ローンを妻と折半)

自由になる金額:約25万円

ファッション代:0〜1万円


本業はファインナンシャルプランナー。事務所に属しているが活動はフリーで、講演に呼ばれたり、クライアントからの相談に応じたり、いろいろである。FPとはパーソナルファイナンスのホームドクターみたいな存在。いまは、八王子にあるM病院の従業員向けFPサービスの構築がメイン。 他には2つのベンチャー企業の非常勤取締役をやっており、以前はもっと掛け持ちしていたので「フリーの取締役稼業」と自嘲していたが、いまも