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The EAST(ザ・イースト)
レポート
2016.07.06
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

The EAST(ザ・イースト)

蔵前の新たなランドマーク。
EAST TOKYO出身のオーナーたちによる複合ショップ。

東京スカイツリーが開業した2012年以降、ギャラリーやコーヒーショップ、カフェ等のオープンが相次ぎ注目を集めている東東京エリア。なかでも蔵前は、「CAMERA(カメラ)」「SUNSHINE STATE ESPRESSO(サンシャインステイトエスプレッソ)」などカフェや、玩具会社の倉庫を改装してつくられたホステル&カフェ・バー「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE(ヌイホステルアンドバーラウンジ)」、食とアートの複合商業施設「MIRROR(ミラー)、カフェやショップなどの複合スペース「蔵前4273クリエイティブガレージ」など、話題のスポットが続々誕生している。
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そんな蔵前に、2016年5月17日、コーヒースタンドとバーガースタンド、ヘアーサロン、ギャラリーから成る複合ビル「THE EAST(ザ・イースト)」がオープンした。

「THE EAST」は、1フロア当たり7坪という5階建てビルの4階までを活用し、4業態が入居。フロア構成は、1階にコーヒースタンド「LEAVES COFFEE APARTMENT(リーブスコーヒーアパートメント)」と、バーガースタンド「McLean(マクレーン)」、2階は客席、3階にヘアーサロン「HANARE CUT STAND(ハナレカットスタンド)」、4階は帆布のクラフトワーク「R.G.I.D(リジット)」が運営する「ROOM’S space & gallery(ルームススペース&ギャラリー)」。

1階の「LEAVES COFFEE APARTMENT」は、以前弊サイトで紹介した日本橋「Mighty steps coffee stop(マイティステップスコーヒーストップ)」を展開する(株)siniolchu(シノールチュ)。オーナーは、東東京エリアの飲食業界のキーパーソンともいえる石井康雄さん(34歳)だ。「McLean」のオーナーは今回が初出店となる落合浩平さん(29歳)。アパレルを経験後、広尾の「Burger Mania(バーガーマニア)」で4年間修業を積み、今回独立した。
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(上)オールドアメリカンテイストの店内。
(下)NINJA(照り焼きバーガー)1,080円。かき揚げをはさんだ天麩羅バーガー1,380円などユニークなメニューも。
実は4人のオーナーのうち3人は東東京エリア出身。清澄白河出身の石井さん、浅草出身の落合さんとヘアーサロンのオーナー木村充宏さん(29歳)という同世代の仲間が集まり、「地元の東側から新しいことを発信しよう!」という思いを込めて複合ビルの「THE EAST」と名付けたという。

きっかけは、落合さんが入居する物件を見つけてきたことから。入居条件が1棟丸ごとだったため、飲食店の立ち上げ経験が豊富な石井さんに相談。当初はハンバーガーとコーヒースタンドのあるホステルを考えたが建物構造上から難しかったため、複合ビルに至ったそうだ。場所は、隅田川にかかる厩橋(うまやはし)のたもとの春日通りに面した路地の角地で、蔵前駅出口からもすぐという好立地。以前は、たい焼き屋が入居していたそうだ。
「ずっとこの物件が気になっていて、自分が動くタイミングでちょうど空いたんです。浅草出身なので蔵前は土地勘があったし、橋のふともにあるこの物件はロケーションとしても最高でした。もとは玩具問屋街なので、住宅もオフィスもあるのも魅力。最近は外国人観光客やカフェなどを目当てに若い人も集まるようになり、本当にいろんな人がいる。最近の蔵前は街としてものすごく良いです」(McLeanオーナー/落合浩平さん)。

コーヒースタンド「LEAVES COFFEE APARTMENT」は、渋谷のコーヒーショップ「Fuglen TOKYO(フグレントウキョウ)」とタッグを組み、「Fuglen TOKYO」と同じ、最高品質と言われるノルウェー・オスロのコーヒー豆を使用。苦みが少なく酸味と甘みを感じられる、飲みやすいコーヒーを提供している。同じ豆でも水や淹れ方が異なるため、それぞれの店で味は全く違うそうだ。

バーガースタンド「McLean」は「ハンバーガー/フレンチフライ付き」(980円)などの定番はもちろん、日替わりや季節の食材や味を楽しめる月替わりのバーガーメニューが充実している。
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上:4Fはクラフトワーク集団 R.G.I.D(リジット)によるオフィス兼ギャラリー。バッグやエプロンのオーダーを受け付ける。
下:McLEANのエプロンもR.G.I.Dによるもの。
角地に立つ「THE EAST」は外観にも特徴がある。春日通りに面した入口は「McLean」のクラシックな店構えがあり、路地に沿った面は「LEAVES COFFEE APARTMENT」のコンクリートの現代的な雰囲気というように、数歩あるくだけで異なる雰囲気を感じられる。店内もオールドアメリカンをテーマにヴィンテージの什器を揃えたバーガースタンドと、モダンアメリカンを意識したコーヒースタンドがわずか7坪の場でうまく融合しているのが、他にはない魅力になっている。

「ハンバーガーはランチタイム、コーヒーは14~18時までが混雑する時間帯。面白いほど時間帯が重ならないんです。ハンバーガーを食べた後にここでコーヒーを買うという新しい光景があり、2つの飲食店が併設する相乗効果を実感しています」(石井さん)。

落合さんの想定通り、飲食店の来客層は老若男女と幅広い。平日はビジネスマンやOL、土日祝は地元のファミリーや蔵前の外から来ているカップルなど。毎日のようにハンバーガーを買いに来る70代後半の常連客もいるそうで、地域に馴染んでいるのもうかがえる。実際に来店客や通行人から「たい焼き屋だったこの場所に、コーヒーとハンバーガーのお店が出来たので楽しみ」と話しかけられることも頻繁にあるそうだ。
 
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(上)すぐ近くにはゲストハウスNui. HOSTEL & BAR LOUNGEや、蔵前MIRRORなどがあり訪日外国人がたくさん行き交う。
(下)隅田川にかかる厩橋のたもと。交通量も多く、河を一望できる絶好のロケーションだ。
「最近、蔵前にわざわざ来る人が増えていると感じます。昔は若い子たちが来ることはなかったですが、今はカフェも増えたし、つい先日も「モノマチ」で大きな地図を持って回っている人たちをたくさん見かけました」(落合さん)

蔵前は、2011年からスタートしたものづくりの街の魅力に触れられるイベント「モノマチ」や、毎月第一土曜日に開催される街歩きイベント「月イチ蔵前」も盛んで、来街者を楽しませている。活気づく街の吸引力があり、ものづくりの街としての元々のポテンシャルも高い蔵前は、単にものを消費するだけでなく、ルーツを知ることを楽しみたいという昨今の消費者心理にもマッチしているのだろう。

「隅田川があって、工場が多く、下町の古い街並みと新しいスポットが融合している。蔵前はポスト清澄白河になりつつあると思っています」(石井さん)

取材・文 緒方麻希子(フリーライター・エディター)
 

THE EAST(ザ イースト)

東京都台東区駒形2丁目2−10


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