ライフを楽しくするコンセプトストア
CIBI: “It’s about enjoying life”
レポート
2018.09.12
フード|FOOD

ライフを楽しくするコンセプトストア
CIBI: “It’s about enjoying life”

CIBI Tokyo Store CIBI(チビ)東京店@千駄木/谷中

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朝から元気になれる健康的なブレックファースト!

きっかけは、ふらっと立ち寄った代々木上原にあるセレクトショップに置いてあったフライヤーだった。

そのフライヤーには“CIBI”という文字が。場所はどこだろう、と住所を見たら、筆者の地元、“文京区千駄木!?”。さっそく東京メトロ千代田線で「千駄木」駅へ。そして、取材させていただくこととなった。

CIBIの本店および拠点はメルボルンにあるという。ちょうど日本滞在中だったオーナーの田中善太さんが豪州に帰るという日の午前中、東京店で話をうかがうことができた。

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もともとは倉庫だったというこの場所。天井も高く、間口も広く、手をかけて心をこめた内装デザインが下町にうまく溶け込んでいる。

店名の読み方を聞くと、田中さんの口から「チビ、です」。
何かスラング的な意味のある単語を想像していたが、日本語のチビちびっこ子どものことだという。

自由に空間を楽しむことができ何か新しい発見や出会いがある、そんな場所を作りたい。我を忘れていろいろなことに没頭し何かを発見する、そんなおちびちゃんの頃のような好奇心を大切にしたいという想いがこの名前に込められている。ちなみに「チビ」はイタリア語で「フード」という意味もあるそうだ。

父親の仕事の縁で幼少のころからアメリカ、オーストラリアなど海外での生活が長かった田中さん。90年代初頭、高校生活を送っていたオーストラリアではカフェカルチャーが盛り上がってきた頃。オーストラリアの飲食店は、客とスタッフが一緒にその場の全てを楽しむスタイルで、その“みんなでライフを楽しもう”という気質に魅了されたそう。

当時のオーストラリアは現在と比較すればまだ洗練とは程遠い状態だったが、イタリアなどのヨーロピアン文化の匂い、オーガニックの魅力などにあふれていたのだそうだ。

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帰国日の早朝、インタビューに応じてくださったオーナーの田中善太さん。
豪州第4の都市と呼ばれるアデレードの大学で建築を学んでいた田中さん。同じ大学でワインなどを学んでいた奥さまと出会い、2人で色々なカフェやレストラン、バーに通い、オーストラリアの自由なお店のスタイルに刺激を受けるうちに、空間デザインを含め、コンセプチュアルな店全体のデザインに興味を持つようになっていったのだそうだ。

大学卒業後、オーストラリアの建築事務所日本の大手ゼネコンに勤めながらも、いつか店を開きたいという思いは温めていた。日本企業に就職したのは「日本で働いてみて、自分は何を思い、どう感じるのか知りたかったから」だそうだ。

「日本という国を作ってきた社会の中に飛び込み、さまざまなことを経験させてもらいました。」

もちろん豪州と日本の空気感は隔たりがあり違和感もあったが、「日本で良いことをしたい。何かを変えたい」という気持ちも生まれ、それが独立への原動力にもなったという。日本と豪州を知る田中さんならではの視点で、店づくりは始まったのだ。

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CIBIのレシピをはじめ、メッセージが詰まったブック『CIBI COOK BOOK』がオーストラリアの出版社からリリースされたばかり(左)/オリジナルのコーヒー豆なども販売している。
メルボルンでCIBIを始めたのは今から10年前のこと。

「CIBIはライフを楽しくするコンセプトストアですね」と田中さん。

Head(クリエイティビティ)、Hands(手仕事)、Heart(心を込めた料理・サービス) をデザインテーマとし、人びとの毎日を楽しくするのがCIBIのミッションと言う。

素敵な空間、美味しい食事、使うたびに気持ちが豊かになるようなプロダクトがCIBIにはある。プロダクトの取り扱いに関しては、日本の素晴らしい技術でものづくりをされてるメーカーのデザインプロダクトを紹介したいという気持ちで、柳宗理のカトラリーや、白山陶器かまわぬの手ぬぐいなど取引先を1社1社自ら開拓していったのだそうだ。毎日の一部になり豊かさや喜びをさりげなく演出してくれるようなグラスやバッグなど、CIBIオリジナルデザインのプロダクトも好評だ。

フードディレクターの奥様の恵美さんが手がける料理の数々は、和の繊細さと西洋のエッセンスをミックスしたオリジナルメニュー。サラダのドレッシングに味噌が入っていたり、西洋人から見たらどこかに和を感じるテイストだ。メルボルン本店で週末限定で出している、バランスが良く健康的な”ジャパニーズブレックファースト”が地元の方たちに大人気だそう。

CIBIのレシピやフードフィロソフィーをまとめた書籍CIBI COOK BOOK』も今年出版された。まずは4月にオーストラリアと日本で同時リリースされ、7月にロンドンでの取り扱いがスタートし、先日リリースパーティを開催したところだという。アメリカでは11月に発売が予定されているそうで、“CIBIスタイル”の料理が世界的に広まっていきそうだ。

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広い店内は、早朝からランチタイム、昼下がり、夕方までさまざまな人で賑わう。外国人も少なくない。
CIBIの2号店として、東京にお店を構えたのは昨年の9月。メルボルンのお店と同じような気持ちのよい空間を必須条件として物件を探していた際、ご縁があって千駄木という東京の下町が気に入り決めたのだそうだ。

以前は倉庫だった場所だそうで、白く高い外壁に記された「CIBI」の四文字が通りがかる誰もの目を引く。

「人と人の距離が近く、コミュニティがある。魚屋、八百屋などの個人商店での買い物・ 仕入れもコミュニティの一員として関係を築いていける。そんな、住民同士みんなでまち をつくっていこう、という気質が街そのものの活力になっているんです。ここに来て本当 によかったと思っています。」

軒を連ねる周囲の店とは明らかに印象を異にするこの店、朝8時にオープンすると間もなく、人びとが吸い込まれ、あっという間に席が埋まっていくというなかなかの人気ぶりである。店を訪れるお客さんたちは、若者や外国人観光客、近くに住む小さな子どもからご年配の方まで幅広い客層。

「どんな年代、子ども連れ、誰でもウエルカム!それぞれが自由に楽しんで、ライフを楽しんでもらえたら」と田中さん。

メルボルンのブレックファーストのカルチャーを東京の方たちともシェアしたい。ゆっくりとコーヒーを飲んだりブレックファーストを食べたり、CIBIで1日の始まりを豊かに過ごしてもらいたい、とも語る。

 
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東京店では定期的にさまざまなイベントを行っている。

今年4月と7月に開催した「CIBI marché (チビ・マルシェ)」は大好評で、“All the good produce from CIBI family across Japan and Melbourne”というキャッチフレーズが示すように、CIBIスタッフに縁のある日本全国の産地の新鮮な夏野菜やフルーツ、メルボルンのオーガニック商品などが店先に並び、ご近所にお住まいの方や長期滞在中人外国人たちのあいだでも大人気だ。今後も定期的に開催予定で、谷根千エリアのコミュニティに一役買う存在になりそうだ。

また、実は今年10月頃に、メルボルン店が移転し、790平方メートルの広さになってリオープンするという。
まだ詳細は内緒だそうだが、さらなる大きな挑戦を目論んでいるという。田中さんのキラキラした瞳の奥に棲む少年の夢は果てしない。

[取材/文:柳原由加子+「ACROSS」編集部]


CIBI 東京店
〒113-0022 東京都文京区千駄木3丁目37-11
営業:毎日 8am-6pm
TEL&FAX:03-5834-8045

・東京メトロ千代田線「千駄木」駅より徒歩3分
・JR山手線「日暮里」駅より徒歩8分

CIBI TOKYO STORE
37-11, Sendagi 3-chome, Bunkyo-ku, Tokyo, Japan 113-0022
Hrs:8am-6pm everyday
Tel: +81 3 5834 8045


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