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2017F/W Indie Brand Fair in Seoul, Korea
レポート
2017.04.28
この記事のカテゴリー |  ファッション |   カルチャー | 

2017F/W Indie Brand Fair in Seoul, Korea

韓国ファッション協会主催「インディーブランドフェア」を取材!

近年、“ECブランド”だけでなく、本格的なモードを提案し、メディア戦略も積極的と話題のソウルコレクション。その次の芽(!?)を発掘すべく、「インディーブランドフェア」を取材した。

縁あって韓国ファッション協会から招待いただき、去る2017419日、20日の2日間、2017FW Indie Brand Fair(インディーブランドフェア)を取材した。

すでに評価が安定しているものよりは、クリエーションにしてもビジネスにしても次の芽になりそうなもの、新しい事象をフォーカスしようというのが基本的な編集方針の幣誌にとっては、“インディーズ”はまさに格好のターゲット。さっそくネット検索を駆使し、知り合いのジャーナリストやバイヤーの方などにも訪ねてみたが、あまり情報がなく、唯一わかったのが、今回出展するANNAHL(アンナフル)DIMECRES(ディムエクレス)」というブランドを、定点観測を手伝ってくれているアルバイトの大学生が「好きなブランド」として名前をあげ、実際に着用していたことだった。


そんな事前情報をほとんど持たないまま、現地に乗り込んだ。会場は、ソウル特別区の中心部明洞から大きな漢江(はんがん)川を渡り、南に約12キロ行ったところに位置するコンベンションセンターaT Center2階。ちなみに1階では同じ日程で「Fashion Retail Fair(ファッションリテールフェア)」も開催されていた。


さらに、弊誌はファッション&カルチャーがコンセプトのメディアなので、限られた時間ながらも、ソウルの街やひと、店などの
フィールドリサーチ(FRも敢行したので、2回程度に分けて紹介したい。

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まずは、若手デザイナーたちによる合同展示会とファッションショー「Indie Beand Fair(インディーブランドフェア)」から。

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「インディーブランドフェア」を主催するのは、近年話題のソウルコレクションも開催している韓国ファッション協会だ。ソウルコレクションは2000年10月にスタート。今回取材した若手デザイナーに特化した「インディーブランドフェアを初めて開催したのは2011年11月。その後、年1回の開催だったが、昨秋発表した2017SSより、年2回の開催となり、今回で通算9回めとなる。

 
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会場中央に設けられた広場では、ショー終了後に各ブランドから1体ずつモデルがポージングを取り、フォトシューティングタイムを設けていた。

参加したブランドは、コンテンポラリー系が72、カジュアルが16、アクセサリーが72の合計160と過去最高だったそうだが、アメリカ政府が韓国にサード(ミサイル)を配備するという発表があったことから、中国からのバイヤーが直前になって減ったそうだ(同協会の広報担当ジョイスさん談)。

会場内は先述した3つのゾーンに分かれ、特に華美な演出はないものの、両端には近年のグローバルトレンドであるドリップコーヒーをサービスするコーヒーショップ「ALLEYSTORY COFFEE」が出店していた。余談だが、ソウルも台北やシンガポール同様、コーヒーカップのサイズは欧米と同じで、日本の
Lサイズがレギュラーサイズだった(!)。


ざっと160のブースをひと巡りした後、両日2時と4時から開催されるファッションショーに参加するブランドを中心に、デザイナーのインタビューを行ったので、その中からいくつかを紹介しつつ、最後の章にて総評・考察したい。


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HIEDEN XIX(Men's)
アウトドアメーカーでパタンナーとして働いていた後、東大門で服や生地を卸したりしてキャリアを積み、20163月、自身のブランドをスタートさせたIl Handさん36)。

モノトーンをベースとしたコンテンポラリーなストリート系ブランドをコンセプトに掲げ、実はすでに東京のセレクトショップ
WARP03でも取り扱われているそうだ。他にも、オフラインでは、ソウルのInvade、台北のRoadwayReposさらにオンラインショップMusinsa」「Mueumでも取り扱われていて、昨年の年商は約3,000ウォン。今回中国への販路を拡大しようと、初めて同展示会に参加したのだそうだ。

「ブランドの“XIX”は19の意味。大人でもなく子どもでもない、そういうボーダーラインを意識したブランドとして展開したい」(Ilさん)。

www.hieden.co.kr

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HIEDEN XIXデザイナーのIl Handさん。アウトドアメーカーや東大門のショップでキャリアを積み、昨年自身のブランドをスタートし た。




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SINOON(Women's)

美術を専攻していた大学生の時に起業したというデザイナーで自身の会社のCEOでもあるShin Yoonさん27)。もともとファッションにも関心があり、舞台衣装を手がけるベテランのデザイナーのところで服づくりを学び、つくったものをインスタグラムにアップしていたら「欲しい!」と大評判になり、ファッションデザイナーとしての道を選んだのだそうだ。2015年に自身のブランドをローンチ、今回中国への卸し先を意識して、本展示会に参加したのだそうだ。

コンセプトは、少女的でロマンティック。当初はストレートに表現していたが、いまは、「30代の主婦もときどき少女っぽい感じにしたいときに1点選んでもらって手持ちの服とコーディネートして欲しいので、そういう“スモールコレクション”とよんでいるのですが、年2回のシーズンコレクションのなかに、そういうアイテムも揃えています」とSinさん。

韓国国内では、W-concept」、「Hiphoper」、「Musinsa」、海外は香港のITなどですでに取り扱われているそうだ。また、今年からはオンラインショップもスタートしており、オフラインとオンライン合わせて年商は約1〜2億ウォンだという。

www.sinoon.co.kr

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SINOONデザイナーのShin Yoonさんは、美術大学在学中にブランドをスタート。
ガーリーでロマンティックな世界観が特徴だ。


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●EJnolee(Women's)

同ブランドのクリエイティブディレクターのEun-Jung Leeさんは、ドイツの大学で美術を専攻。立体的なオブジェの制作をしていたが、先生からファッションに応用しても面白いのでは、と進められてファッションデザイナーの道に入ったのだそうだ。


2012年には、London Graduate Fashion Weekに参加。翌年は、パリ、ロンドン、ミラノ、コペンハーゲンのファッションウィークに参加し、2014年には、『VOGUE Italy』の“emerging designe”というイベントで韓国代表として選ばれ、ドバイでのショーケースも経験。2015年は香港ファッションウィークにも参加。2016年には上海の“Chic Fair”にも参加するなど積極的に海外進出を行っている。


コンセプトは、“コンテンポラリーなホワイト”。シンプルな色だからこそ、パターンや素材、デザインなどが際立ち、着る人のセンスも問われる上、おそらく誰もが毎シーズン購入しそうというビジネス面も手堅く抑えている。


現在オンラインでは「Shinsegaemall」「SUPY」と自社EC「EJnolee」、オフラインは韓国国内が「Level5」「SUPY」、香港とシンガポール、台北の「Zalora」で取り扱われているそうだ。

www.ejnolee.com

 

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EJnoleeデザイナーのEun-Jung Leeさん。ドイツの大学で美術を専攻。立体物を製作していたということもあり、
フリルやドレープ使いが得意だそう。

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●CAHIERS(Women's)

同ブランドのクリエイティブディレクター、Kim-A-Youngさんは、フランスの「Ecole de la Cha,bre Sydicale de la Couture Parisienne(エコール・ドゥ・ラ・シャンブル・サンディカル・ドゥ・ラ・クチュール・パリジェンヌ)」で美術を学び、「バーバラビュイ」など、約11年間パリでキャリアを積み帰国。2016年に自身のブランドをローンチ。

同年、「Daegu Fashion Week‘s Next gen Award」では1位を受賞し、ソウルファッションウィークでは「Generation Next」という枠でファッションショーを実施。「Global K. Fashion Business Networking in Shilla Hotel」「Rookie Award in Korea Fashion Awards」を受賞するなど、“Kファッション“の期待の星でもあり、同フェアのオープニングではデザイナー代表としてテープカットも行っていた。

ブランドコンセプトは、ハイエンドなパターンと高品質な素材による、まるでセカンドスキンのような着心地のいい大人の女性服。エレガントなシルエットにクチュール感がありながらも甘すぎないフリルや刺繍などのデザインのディテールがどことなく“おフランス“な大人の女性服に仕上がっているのが特徴だ。

すでにオンラインはwizwidShinsegaemallCJmall、オフラインショップはShandongの「GUOREN」や、Hangzouの「Fragrance Women Pavillion Xiao-yan Shen」、また、新世界百貨店ロッテ百貨店などでもポップアップストアを行ったりもしている。

www.cahiers.co.kr

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CAHIERSデザイナーのKim-A-Youngさんは、出展者代表としてオープニングイベントのテープカットも行った。
エレガントでフェミニンなテイストが魅力のブランド。

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●Sorry, Too Much Love(Women's)

ブランドのネーミングがチャーミングな同ブランド。本フェアに参加するのは今回4回目だという。

デザイナーで自身の会社のCEOでもあるSasha Eun Ju Kimさんは、2010年にNYFITでファッションデザインのマスターを取得し、Marchesaというデザインオフィスでキャリアを積み、2015年、自身のブランドをローンチ。インチョン空港の免税店内にショップをオープンし、Mode China HangzhouKorea Consumer Goods Showcase6th Korea Style Weekなどにも参加し、2016年にはCHIC Shanghai「第7回Indie Brand FairKorea Consumer Goods Showcaseに参加するなど積極的に展開している。

コンセプトは、甘さとユーモアがありつつもエレガントさを兼ね備えた、コンテンポラリーなカジュアルウエア。ポップでカワイイデザインやモチーフがちょっと大げさな“Kファッション”らしく、今どきの東京の若者にも受け入れられそうな印象を受けた。

www.sorrytoomuchlove.com

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Sorry, Too Much LoveデザイナーでCEOのSasha Eun Ju Kimさん。フェミニンなシルエットにポップなモチーフをミックスした作品は、日本の女の子にも支持されそうな印象を受けた。

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●no.1 CATS(Women's)

デザイナーのユン・ジウンさんは、2014年に出資者を得て、2015年には、2015 Fashion CodeGangnam Fashion FestivalLook of the Yea Koreaに参加。2016年、ソウルファッションウィークインディーブランドフェアにも参加するなど、積極的に展開をしている同ブランド。昨年まではオフラインでは、ロッテ百貨店、「Edith」、「Coupang」、「GS shop」、「Gmarket」、海外ではTmallなど合わせて約100万ウォンの売上があったそうだが、「サード」の影響で先月から減少傾向に。これからはシンガポールやマレーシア、インドネシアなどに向けて軌道修正しようと考えているそうだ。

現在、デジタルチームがオンラインショップをリニューアル中で、ARなどを用いて、画面にスマホをかざすとモデルの着たルックがクルクルと360度見ることができたり、買えるようになるそうだ。

www.no1cats.com

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no.1 CATSデザイナーのユン・ジウンさん。手作業でビーズを縫い付けたドレスなど、中国のバイヤーを強く意識した華やかなデザインが特徴。

まとめ/考察

誌面の都合もあり、6ブランドのみの紹介となったが、今回2日間で合計15名のデザイナー/クリエイティブディレクターにインタビューをさせていただいたので、それらを通して、韓国のインディーブランドシーンについての考察を以下に整理した。

①韓国のインディーズブランドのデザイナーも「キコク組」が増えている。

日本(東京)のファッションシーンでは、2010年前後にその活躍が注目され、そのような呼び方が広まったが、韓国でも、ファッション先進国である欧米の大学や学校などでの留学経験を経て帰国し、自身のブランドを立ち上げているケースが目立った。しかも、ファッションに限らず、美術や経営学などを専攻している人も多かった。

②ファッション=クリエイティブビジネスという感覚

セントラルセントマーチンを卒業して、“ファッションデザイナー”と名刺に記載している出展者もいたが、多くは“クリエイティブディレクター“と名乗っており、その他、“代表”CEO、またはそれらと“デザイナー”を“/(スラッシュ)”で併記している人が多かった。現在の年商が1,000万円以下のブランドであっても、すでに起業していて、デザイナー=服(作品)をつくる人であると同時にビジネスでもあることを意識している人が多かった。

***ちなみに、韓国の物価は近年高くなっているといわれているが、たとえば交通費や食品費などは日本の半分程度。衣類に関しては「シンガポールと並んで世界1位」というデータもあるが(英国の経済分析機関であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の2015年世界生活費調査)、その理由は物価が高いシンガポールとは意味が違う。“韓国版SPAブランド”のほうが縫製もよく、デザインも若々しいと評判も高く、ブランドファッションが目立つ一方で、韓国独特のファッションシーンが形成されているといえる。


③“ECブランド=”オンライン”に対して積極的

もともと東大門市場というファッションのホールセールのしくみが強固な韓国のファッションシーン。卸売りに積極的であるのと同時に、IT先進国”でもある同国においては、インディーズとはいえ、ブランドの立ち上げと同時にオンラインショップを手がけてたり、卸しているケースも目立った。
そういえば、「定点観測」では6、7年ほど前から名前があがっていたSTYLE NANDAd-holicをはじめとする“韓国ECブランド”の成功事例も多く、身近なものとして浸透しているといえる。


④ターゲットのメインは中国。しかし、「サード」の影響もあって、シンガポールやマレーシア、インドネシアなどを意識

おそらくここ何年かは圧倒的に中国をメインターゲットにしていたブランドが多かったが、アメリカの敵弾道ミサイル「サード」の影響から、東南アジアにシフトするという声が多かった。

⑤小物(アクセサリーや靴、バッグ、レッグウェア、アイウエア)はまだこれから

服に比べると、アクセサリーや靴、バッグなどは、デザインが日本のマーケットには難しそうで、完全に中国市場に向けたものが目立った。


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このように、日ごろ「定点観測」や取材等を通して、日本のファッションやカルチャーを考察している立場からみると、どちらが進んでいるか、売れそうかというような単純なことだけではなく、それぞれのファッションをめぐる業界のしくみの違いや、人びとのファッションに対する意識や態度が異なる上で、どのように海外に進出していくのかということが両国の共通する課題であることを再考させられた。

ちなみに、“インディーブランドフェア”というものの、出展ブランド160のなかには、すでに別のブランドを展開するベテランが、新しいブランドの営業の場として参加しているというケースも少なくなかった。ソウルコレクションを頂点に、政府主導でしっかりB to Bの場を整備している点も評価される。

また、数としては多かったいわゆる“ストリート系ブランド”と呼ばれるメンズのカジュアルウェアの多くは、オンラインでのみ展開というビジネスモデルで、完全に中国がターゲットだった。

日本においてインディーブランドというと、デザイナーのクリエーションが作品として発表される“デザイナーズブランド“である場合が多く、近年は個人オーダーや、個人オーナーによる海外や地方の専門店など、1つひとつのバジェットはスモールで、手間もかかるものの、そのブランドやデザイナーに共感する人たちで形成される“コミュニティ型のモデル”となっている点を注目しているが、韓国は、一気に海外を見据えたECブランド=韓国版SPAとでもいうようなモデル”が一般的となっている点はとても興味深い。

“ファッション“が社会とひとの間を表現するものであるとするならば、日本と韓国のファッションシーンの差異はそういったところにも表れていたと言えそうだ。


⇒第2弾へつづく。

[取材/文:高野公三子、菅原三知代]

 


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