今秋冬はニット素材が大人気。なかでも、太い糸でざっくりと編まれたローゲージニットは、今ではTVのワイドショーなどでも取り上げられるオモテトレンドだ。
しかし、実際のストリートファッションに於いては、それほど素直にオモテトレンドが反映されるわけではないのである。さらにトレンドをひとひねりもふたひねりもする一部の欧米のメゾンや「トウキョウ・ブランド」では、ニット素材以外のものを使ったニットっぽいアイテムをたくさん市場に発表。なかでも今年らしいアイテム(デザイン)として記録しておきたいのが、今回ここで取り上げる「カーディガン」だ。
カーディガンというとすぐ思い出すのは丸首のセーターとのセットアップによる「ニットのアンサンブル」。いわゆる90年代のコンサバ系OLの「オフィスカジュアル」の定番アイテムだったが、今年のカーディガンはVネックで丈がおしりがすっぽりと隠れるほど長いガウンのように腰部分にヒモが付いているものや、コートのように衿(ヘチマ衿など)のついているものなど、「ノット・コンサバ」な80年代ファッションの純粋なリバイバルアイテムともいえそうだ。
実はこの「羽織る」デザインというのがウラのトレンドでもある。